奥穂高岳

奥穂高岳

北アルプス、穂高連峰の主峰が奥穂高岳。標高は3190mで、日本第3位の高峰。長野県松本市と岐阜県高山市の県境に位置し、両県の最高峰にもなっています。北に涸沢岳、北穂高岳、南西に西穂高岳、南東に吊尾根で結ばれた前穂高岳がそびえ、西側に涸沢カール、南に岳沢カールがあるアルピニスト憧れの秀峰になっています。

穂高連峰の主峰は、日本第3の高峰

奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳、明神岳などからなる穂高連峰。
飛騨(岐阜県)側は、白出沢や滝谷と呼ばれる急峻な岩壁や沢、西と南は氷河地形のカールとなっています。

南西の西穂高岳への縦走路は、日本アルプスの通常の登山道の中では最難関のルートで、鎖場などが連続。
奥穂高岳のすぐ西にはジャンダルム(本場のスイスアルプス、アイガーにある垂直の絶壁に由来する岩峰)と呼ばれる前衛峰がありますが、標高も3163mという高峰です。

奥穂高岳への登山ルートは、上高地から横尾を経て、涸沢からザイテングラードで穂高岳山荘に至り、山荘から1時間弱で到達する方法、岳沢カールから前穂高岳経由で吊尾根から至るルートが一般的。

このほか、槍ヶ岳からの縦走路、西穂高岳からの熟達者向けの縦走路などがあります。

安曇野に本社がある穗髙神社(ほたかじんじゃ)は、上高地・明神池の畔に奥宮、そして奥穂高岳の山頂に嶺宮(小さな祠があります)が鎮座し、日本アルプスの総鎮守と崇められています。

宗教登山の時代には、江戸時代後期の文政11年(1828年)、播隆上人(ばんりゅうしょうにん)が槍ヶ岳を開山した直後に、穂高連峰にも登拝し「南無阿弥陀仏」と記した六字名号碑を安置したとされています。

記録に残る近代登山では、明治39年、測量官・阿部郡治が初登頂。
ウォルター・ウエストンは、大正元年8月、ガイド・上条嘉門次(かみじょうかもんじ)とともに、奥穂高岳南稜から登っています(奥穂高岳南稜初登頂)。
深田久弥の「日本百名山」にも認定。

白出(しらだし)のコルに建つ穂高岳山荘は、大正14年創業(開業当初は穂高小屋)という歴史ある山小屋。
前穂高岳に登る重太郎新道を開いた、山案内人・今田重太郎が建てた山小屋です。
水は涸沢岳頂上直下の大雪渓の底を流れる、わずかな雪融け水を集めてパイプで山荘に引き込んでいますが、その名も天命水(今田重太郎が命名)。
穂高岳山荘の北側にはキャンプ指定地も用意されています。

名称 奥穂高岳/おくほだかだけ
所在地 長野県松本市安曇上高地・岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
電車・バスで 松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス上高地行きで1時間10分、終点下車で上高地
ドライブで 長野自動車道松本ICから約33kmで沢渡地区駐車場。路線バスで上高地バスターミナル(マイカー規制実施中)
駐車場 沢渡地区駐車場(2156台/有料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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