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室戸岬で、巨大な空海像(弘法大師像)に出会う

室戸青年大師像

高知県室戸市室戸岬町、明星来影寺(みょうじょうらいえいじ)に築かれた空海像(弘法大師像)は、台座の5mを含めた像高は21mで、国内2位の大師像。若き空海は室戸岬を修行の地と定め、御厨人窟(みくろど)に籠もったとされますが、そんな空海を偲んで、昭和59年11月、信者の寄進など浄財を集めて建立されたのが明星来影寺の室戸青年大師像です。

長谷寺78世・小松原賢譽大僧正の発願で建立

明星来影寺(真言宗豊山派)も昭和59年の建立で、初代住職で奈良・長谷寺(はせでら)78世・小松原賢譽(こまつばらけんよ)大僧正の発願で弘法大師入定1150年御遠忌(昭和59年)を記念して建立されたのが、室戸青年大師像で、寺のシンボル的存在(来影寺を創建時に長谷寺住職を退任)。

台風銀座・室戸岬の強風、潮風などに耐えられるようにと、強固な鉄骨に塩害に強いニューセラミックで仕上げされた白亜の大師像で、御厨人窟の北側に位置しています。
青年大師像の近くから室戸岬の岩礁地帯を歩く乱礁遊歩道に入ることができ、探勝途中に立ち寄ることができます(境内は拝観料が必要)。

日本一の弘法大師像は、愛知県蒲郡市の標高100m弘法山頂にある金剛寺の「子安大弘法大師」が身長18.7m、台座7mで、25.7mと日本最大です。
また、宮崎県延岡市の今山大師の弘法大師像も日本一を標榜しますが、像高(台座を含め)17mで、少し及びません。

青年大師像の後ろには、金色(こんじき)に輝く釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)も
室戸岬で、巨大な空海像(弘法大師像)に出会う
所在地 高知県室戸市室戸岬町3903
場所 明星来影寺
関連HP 室戸市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 土佐くろしお鉄道後免奈半利線奈半利駅から東部交通バスで52分、大師像前下車、徒歩2分
ドライブで 高知自動車道南国ICから約78km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 明星来影寺 TEL:0887-22-0506
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

室戸岬・乱礁遊歩道

高知県室戸市室戸岬町、室戸岬の海岸線沿い、岬突端(室戸岬バス停近く)の中岡慎太郎像と、東側に回り込んだ室戸青年大師像との間、2.6kmを結ぶのが、乱礁遊歩道(らんしょうゆうほどう)。空海(弘法大師)修行の地、そして室戸世界ジオパークに選定さ

室戸岬

高知県室戸市、白亜の室戸岬灯台が建つのが室戸岬。安芸山地(あきさんち)が太平洋に落ち込む突端に位置し、岩礁に荒波が砕けるダイナミックな景観は国の名勝に。一帯には天然記念物に指定されているアコウやアオギリなどの亜熱帯性植物も生い茂り、岩礁には

御厨人窟

室戸岬突端から東側に回り込んだ国道55号の山側に位置する海蝕洞が御厨人窟(みくろど)。空海修行の地と伝えられる伝説の洞窟で、空海が悟りを開いたといわれる地。洞窟内からの空と海の絶景から、「空海」と名乗るようになったとも。海蝕洞の内部には大国

灌頂ヶ浜

高知県室戸市、室戸岬の先端の岩礁地帯にある浜が灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)。室戸岬は19歳の空海(弘法大師)が難行苦行を重ね悟りを開いた地と伝えられ、途中には、空海(弘法大師)ゆかりの灌頂ヶ浜や目洗池などの史跡が点在しています。灌頂ヶ浜の名

最御崎寺(四国八十八ヶ所霊場第24番札所)

最御崎寺(ほつみさきじ)は807(大同2)年に、弘法大師(空海)により開山されたと伝えられる古刹。室戸山(むろとざん)明星院(みょうじょういん)最御崎寺が正式名で、四国八十八ヶ所霊場第24番札所。土佐国で最初の札所で、第26番札所の金剛頂寺

 

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