世界中に「光るキノコ」は70種存在しますが、日本では13種が確認されてていて、和歌山県那智勝浦町・宇久井半島に生育する「光るキノコ」がシイノトモシビタケ。学名のMycena luxcoeli(ミケナ・ルックスコエリ)は、ラテン語で「天国の光のキノコ」の意です。5月〜7月初旬、9月が観察に絶好の時期です。
「光るキノコ」では、ヤコウタケに次いで強く発光
キシメジ科クヌギタケ属に属する日本固有のキノコで、吉野熊野国立公園の宇久井半島など紀伊半島南部、八丈島(最初に発見された地)、三宅島、九州各地で見つかっていますがいずれの地域も梅雨空の頃から夏場が光り輝くシーズンに。
暖地性のスダジイの朽ち木に好んで生え、闇夜に光るので、漢字では「椎ノ灯火茸」。
生育数の多い宇久井半島では毎年5月〜7月初旬、9月宇久井海と森の自然塾主催「シイノトモシビタケ観察会」(毎回30個前後を目視)が行なわれ、神秘的な光を楽しむことができます。
八丈島などでは密林探検となってしまいがちですが、宇久井半島では宇久井ビジターセンターも整備され、観察会も行なわれているので手軽に「天国の光のキノコ」に出会うことができます。
画像はイメージです
和歌山県那智勝浦町で、シイノトモシビタケが神秘的に光る! | |
所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町宇久井830 |
場所 | 宇久井半島(宇久井ビジターセンター) |
電車・バスで | JR宇久井駅下車から徒歩30分 |
ドライブで | 那智勝浦新宮道路那智勝浦ICから約6km |
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