奈良県桜井市にある墳丘長96mの前方後円墳が、纒向石塚古墳(まきむくいしづかこふん)。箸墓古墳(はしはかこふん)を盟主とする纒向古墳群の古墳の1基で、出土した土器などから古墳時代前期初頭(3世紀初頭〜中頃)の築造と推測され、古墳群でももっとも古い古墳と推測されています。国の史跡。
最古の土師器を出土した、日本最古の古墳としても注目
周濠より弥生時代後期最終末期から古墳時代初頭の土器が出土し、古墳時代前期初頭の築造ではないかと推測されています。
つまり、卑弥呼(ひみこ)の墓ともいわれる箸墓古墳などの前方後円墳が定型化する以前の古墳で、極端に前方部が低く、墳丘長96m、後円部径64m、前方部長32mで、全長:後円部径:前方部長の比率が3:2:1の比率を有しているのが特徴。
一帯は、箸墓古墳、纒向石塚古墳、矢塚古墳、勝山古墳、東田大塚古墳、ホケノ山古墳、南飛塚古墳、メクリ1号墳など、発生期古墳が日本で最初に築かれているエリアで、邪馬台国の候補地、あるいは、ヤマト王権の最初の「王宮」ともいわれ、纒向遺跡と総称されています。
纒向石塚古墳 | |
名称 | 纒向石塚古墳/まきむくいしづかこふん |
所在地 | 奈良県桜井市東田 |
関連HP | 桜井市公式ホームページ |
電車・バスで | JR巻向駅から徒歩15分 |
ドライブで | 西名阪自動車道天理ICから約9km |
問い合わせ | 桜井市纒向学研究センター TEL:0744-45-0590/FAX:0744-45-0590 |
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