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狐井城山古墳

狐井城山古墳

奈良県香芝市にある墳丘長140mの前方後円墳が、狐井城山古墳(きついしろやまこふん)。馬見古墳群の1基で、新山古墳(しんやまこふん)、築山古墳(つきやまこふん)、コンピラ山古墳などとともに馬見古墳群・南群を構成しています。城山の名は、中世に城館(狐井城)として利用されたから。

周濠に囲まれた香芝最大の古墳

香芝市では最大規模の前方後円墳。
墳丘の斜面には葺石が配され、周囲に周濠、外堤が巡っています。
5世紀末葉〜6世紀初頭の築造で、一帯を統治した葛城氏の墓とも推測できます。

初田川の中から竜山石(兵庫県産)製の刳抜式長持形石棺の蓋石、家形石棺の蓋石片が出土。
石棺は、現在香芝市二上山博物館の前庭に保存、展示されています。

宮内庁の管理下になく、民有地にある古墳ですが、武烈天皇陵ではないかと考える研究者も。
第21代・雄略天皇をヤマト王権の倭王・武に比定すれば、第25代・武烈天皇は実在ということになりますが、実在を疑う研究者も多く、まだまだ謎に包まれています。

馬見古墳群には、中央群に巣山古墳、新木山古墳、ナガレ山古墳、佐味田宝塚古墳、南群に築山古墳、新山古墳、狐井城山古墳、コンピラ山古墳、狐井塚古墳、そして北群に川合大塚山古墳、島の山古墳などがあります。

狐井城山古墳
名称 狐井城山古墳/きついしろやまこふん
所在地 奈良県香芝市狐井550
電車・バスで 近鉄五位堂駅から徒歩15分
ドライブで 西名阪自動車道香芝ICから約4km
問い合わせ 香芝市商工振興課 TEL:0745-44-3312
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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