奈良県吉野郡川上村、吉野川沿い、大迫ダムの下流側にあるのが、不動窟鍾乳洞(ふどうくつしょうにゅうどう)。修験道(しゅげんどう)の開祖・役小角(えんのおづぬ)は、吉野の金峯山で金剛蔵王大権現を感得下と伝えられますが、その役行者が発見したと伝えられる鍾乳洞です。奈良県の天然記念物に指定。
不動明王が祀られる不動滝が落ちる
鍾乳洞の延長140m、洞内の気温は通年13度と一定で、夏は涼しく、冬は温かく感じられ、つかの間の避暑、避寒が体験できます。
入口から第1窟〜4窟と続き、役小角伝承があるように修験道の行場となった歴史を有し、洞内には不動明王が祀られています(修験道の本尊は、蔵王権現ですが、不動明王信仰も盛んでした=洞窟自体を曼荼羅と捉え、その中心に不動明王が住む聖地があるとし、その霊力を体得しようと考えていました)。
不洞窟と呼ばれるのも、不動明王を祀る滝が落ちることに由来。
まさに修験道のルーツ、役行者ゆかりの吉野らしい鍾乳洞です。
中生代初め、トリアス紀に南洋の海底にあったサンゴ礁が起源の石灰岩と推測され、修験道だけでなく地球の歴史をも体感できます。
国道169号沿いに「喫茶ほら!あな」が営業し、長靴の貸出も実施。
洞内には不動滝が落ち、湿った場所もあるので、長靴を借りるのも手です。
「喫茶ほら!あな」では、煮込みハンバーグやカレー、オムライスなどのランチセットも用意され、好評。
日本遺産「森に育まれ、森を育んだ人々の暮らしと こころ~美林連なる造林発祥の地“吉野”~」の構成文化財にもなっています。
不動窟鍾乳洞 | |
名称 | 不動窟鍾乳洞/ふどうくつしょうにゅうどう |
所在地 | 奈良県吉野郡川上村柏木 |
関連HP | 川上村公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄大和上市駅から奈良交通バス下桑原行きで1時間9分、大迫口下車、徒歩7分 |
ドライブで | 西名阪自動車道郡山ICから約57km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 不動窟鍾乳洞 TEL:070-4402-9526 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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