千葉県市川市の市川市動植物園で、夏になるとSNSで話題となるのが、「流しカワウソ」。コツメカワウソが泳いで遊べるよう、飼育スペースに長さ3mほどのビニール製パイプを設置し、常時水を流すもので、実は2012年からの常設。つまりは通年、「流しカワウソ」ですが、やはり夏に注目度がアップ。
いつ流れるのかは、カワウソ任せ
「流しカワウソ」は、市川市動植物園の造語で、流しそうめん状の施設を、当時飼育員だった水品繁和園長(2020年に園長に就任)が考案したもの。
カワウソ版のウォータースライダーで、2012年、排水管用の塩化ビニールパイプを半円状にカットし、直径20cm、長さ4mの水を流す装置を設置したのですが、全然遊ばなかったのだとか。
急すぎた傾斜の問題などを解消、コツメカワウソの行動特性に合わせて試行錯誤の上、ようやく遊んでくれる施設となり、途中でカワウソが詰まったり(「流れないカワウソ」)、逆走するなどの愛らしい姿が話題に。
飼育員がコツメカワウソを水路に放つわけではなく、気ままなカワウソ任せ。
昼前後は休んでいて泳がないことも多く、泳ぐタイミングは13:00頃のエサの時間が多いとのことですが、あくまで運任せです。
日本の水族館や動物園ではコツメカワウソが飼育されていますが、生息地の環境悪化や乱獲などで野生の個体数が減少、絶滅危惧種VU(危急種)に指定され、国際取引は原則として禁止になっています。
市川市動植物園で「流しカワウソ始めました〜♪」 | |
所在地 | 千葉県市川市大町284 |
場所 | 市川市動植物園 |
関連HP | 市川市動植物園 |
電車・バスで | JR市川大野駅から京成バス動植物園行き(本15系統)で10分、終点下車、徒歩3分 |
ドライブで | 京葉道路原木ICから約8.3km |
駐車場 | 500台/有料 |
問い合わせ | 市川市動植物園 TEL:047-338-1960/FAX:047-339-1210 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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