新潟市街の白山神社を中心とした一帯は、松原が広がり、弥彦山を眺望した江戸時代の景勝地。白山公園は、明治6年の太政官(当時の内閣にあたる)布達によって整備された日本初の公園。上野公園、水戸の偕楽園などと同様に、明治初頭に全国25ヶ所に開設された公園で、「日本の歴史公園100選」、「日本の都市公園100選」にも選定。
梅、桜、ボタンなど、四季折々の花が咲く
市街地にありながら7haという広大な白山公園は、池、築山を配したオランダ風回遊式庭園部分と6つの空中庭園部分からなり、広い園内には明治期の大商家斎藤家の邸宅を移築した「燕喜館」(えんきかん)、重要文化財の「新潟県政記念館」、梅林、白山公園を創設した新潟県令・楠本正隆像などが点在しています。
緑豊かな園内は散策に最適で、南側は空中庭園を経由して信濃川やすらぎ堤とも接続。
ソメイヨシノ、ヤエザクラが植栽され、4月中旬~下旬の開花期には花見客で大賑わいとなります。
また梅の開花期、ハスの花(8月中旬)、ボタン園(5月)、藤棚も見事です。
2代目新潟県令・楠本正隆と白山公園
明治5年5月に外務大丞を経て2代目新潟県令として赴任した楠本正隆は、開港場である新潟を文明開化の地として発展させるために、第四国立銀行設立、白山公園の開設、柏崎県を新潟県に併合するなどに手腕を発揮しています。
楠本正隆は大久保利通の腹心でもあり、大久保からは「天下随一の県令」と賞賛されています。
明治8年に内務大丞に転じ、明治10年には東京府知事となど、明治初期の地域発展に偉大な足跡を残しています。
楠本正隆は大久保利通の腹心でもあり、大久保からは「天下随一の県令」と賞賛されています。
明治8年に内務大丞に転じ、明治10年には東京府知事となど、明治初期の地域発展に偉大な足跡を残しています。
白山公園 | |
名称 | 白山公園/はくさんこうえん |
所在地 | 新潟県新潟市中央区一番堀通町 |
関連HP | 新潟市公式ホームページ 新潟観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR新潟駅から徒歩20分 |
ドライブで | 北陸自動車道新潟西ICから約7km |
駐車場 | 白山公園駐車場A、B、C、D(合計592台/有料) |
問い合わせ | 新潟市中央区建設課 TEL:025-223-1000 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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