日本で唯一、県境をまたぐ農道海上橋が広島・愛媛県境に!

日本国内に海上橋は数ありますが、県境をまたぐ農道というのは、1ヶ所しかありません。それが、広島県呉市の中ノ島と愛媛県今治市の岡村島を結ぶ海上橋の岡村大橋。「安芸灘オレンジライン」途中に架かる橋で、瀬戸内海国立公園内ということで環境にマッチする景観的にも優れた橋となっています。

フェリーを活用すれば、呉と今治を結ぶ異色ルートに

岡村大橋

呉市街(本土)と瀬戸内海の7つの島を結ぶ、安芸灘とびしま海道(安芸灘諸島連絡架橋)の最後の橋が、岡村大橋。

「大崎下島地区広域営農団地農道整備事業」で平成7年8月29日に完成した橋長228.0mのニールセンローゼ橋が岡村大橋。
本州側から数えて7番目の橋となるため「安芸灘7号橋」とも呼ばれています。

呉市街(本土)側からは、安芸灘大橋(有料道路)で下蒲刈島(しもかまがりじま)へ渡り、蒲刈大橋で上蒲刈島へ。
さらに豊島大橋(とよしまおおはし)で豊島へ、豊浜大橋で大崎下島、ここからが県道を離れて農道(オレンジライン)に入り、平羅橋で平羅島、中の瀬戸大橋で中ノ島に到達。
中ノ島から7番目の岡村大橋で、ついに愛媛県入りして岡村島に到達します。

岡村大橋で渡った岡村島側には人待瀬戸展望台(どまちせとてんぼうだい)があり、岡村大橋を眺望することができます。
岡村島は、愛媛県今治市ですが、その先の愛媛県の島には渡る道路がなく、島の南側にある岡村港からフェリーで今治方面へと向かうことになります。

小大下港、大下港に寄港して、今治港までは1時間20分の所要で、せきぜん渡船のフェリー「第二せきぜん」が就航。
呉から今治へ、本州から四国へと渡る異色のルートとして注目です。

岡村大橋
日本で唯一、県境をまたぐ農道海上橋が広島・愛媛県境に!
所在地 広島県呉市豊町大長〜愛媛県今治市関前岡村
場所 岡村大橋
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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