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残波岬

残波岬

残波岬は、沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)にある岬。東シナ海に突き出した岬は、サンゴが隆起してできた高さ30m〜40mの琉球石灰岩の岬で、ごつごつとした断崖が2kmに渡って続いています。岬の突端には、白亜の残波岬灯台が建ち、紺碧の海とのコントラストが美しい景勝地。岬周辺は残波岬公園として整備されています。

沖縄本島最西端に位置する絶景の岬

灯台は、地上から灯頂まで31mで、南西諸島一の高さを誇り、荒天時を除き一般公開。
灯火部分に上れば、美しい海岸線や残波ビーチを眺望することができます。

昭和20年4月1日、アメリカ軍はこの地を目印に上陸作戦を開始。
美しい残波岬は、実は多くの島民が犠牲となった悲惨な沖縄戦の始まった岬でもあるのです。

岬周辺は残波岬公園として整備され、残波岬いこいの広場、大獅子像(高さ8m75cmで、沖縄県内最大の巨大シーサー)などが配されています。
夕日のビューポイントとしても有名。

灯台近くにある泰期像(たいきぞう)は、読谷村の開村100周年、読谷商工会35周年を記念して平成20年に建立されたもの。
この地の豪族・泰期は、中山王の命を受け、進貢使として5度も中国へと派遣され、すべて無事に戻るという当時としては快挙を成し遂げています。

平成2年の台風21号による大波で打ち上げられたとされる巨岩(推定重量50t〜94t)もあるのでお見逃しなく。
まさに「台風の猛威(ウ-カジのモウイ)」が実感できる岬です。

残波岬の南海岸(宇座海岸)には、礁原の石切場跡が残されています。
大正末期~昭和の前期に海岸から石を切り出した跡が天然のプールとなっており、歴史的遺物としても貴重。
石は満潮時に海水の浮力を利用して船積みしたのだとか。

岬にはかつて潮吹穴と呼ばれ、荒天時に海蝕洞から波が吹き上げる穴がありましたが、現在は安全対策で穴が塞がれています。

岬の付け根にはダイワリゾートの「Royal Hotel 沖縄残波岬」があり、宿泊のほかレストラン、ティーラウンジ利用、展望浴場の日帰り入浴も可能です。

残波岬
名称 残波岬/ざんぱみさき
所在地 沖縄県中頭郡読谷村宇座
関連HP 読谷村観光協会公式ホームページ
電車・バスで 那覇バスターミナルから琉球バス・沖縄バス残波岬行きで1時間30分、残波岬下車、徒歩5分
ドライブで 沖縄自動車道石川ICから約14.5km
駐車場 残波岬公園駐車場(270台/無料)
問い合わせ 読谷村観光協会 TEL:098-958-6494
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

残波岬灯台

沖縄本島、沖縄県読谷村(よみたんそん)の残波岬突端に建つ、昭和49年初点灯の白亜の灯台が残波岬灯台。南西諸島随一の高さ(31m)を誇り、99段の階段と、ハシゴで灯火部分まで上ることのできる参観灯台になっています。海面から灯火部分までは44m

残波岬公園

沖縄本島・読谷村(よみたんそん)の景勝地、残波岬(ざんぱみさき)周辺の海岸台地を整備した園地が残波岬公園。朝貢使節として琉球で初めて明国北京へ渡った泰期(中山王・察度の弟)の像、朝貢船の実物大模型、遊具、乳幼児専用遊び場、巨大なシーサー像、

残波ビーチ

沖縄県中頭郡読谷村(よみたんそん)の景勝地、残波岬(ざんぱみさき)の西側、グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートの眼前に広がる本島中部を代表するビーチが、残波ビーチ。まぶしいほどの白砂の浜で、青い海とのコントラストが素晴らしく、そして透明度

残波岬公園・泰期像

沖縄本島・読谷村(よみたんそん)の景勝地、残波岬(ざんぱみさき)。海岸台地を利用した残波岬公園の西ノ神之屋近くにあるのが、泰期像(たいきぞう)。泰期は、1372年、当時交易の拠点だった読谷の長浜港から明(みん)へ出航するなど、三山時代に5回

 

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