沖縄県八重山郡竹富町、石垣島の南南西17kmに位置するハート型の島が、黒島。琉球石灰岩からなる平坦な島の大部分が牧場のため、人より牛の数の方が圧倒的に多いのどかな島(人口220人に牛3000頭)。周囲にはサンゴ礁が発達、海中公園にも指定されており、海の美しさは群を抜くという素晴らしさです。
海の美しさは群を抜く周囲12.6kmのハートアイランド
黒島ウラビシ(島の北東2km沖に位置する大型離礁のウラビシ周辺)、キャングチ(東岸約500m沖に位置する裾礁周辺)、仲本海岸(島の西岸)の海域、2403.2haが西表石垣国立公園の海中公園地区
生物保護区域となっている仲本海岸は、陸側の砂浜と沖合のリーフをつなぐ浅瀬(ワタジン)があり、沖合をいくマンタなどだけでなく、干潮時に現れる礁池(くぼみ)では、枝サンゴやコモンサンゴが生育。
またクマノミなどの熱帯魚約200種が見られるなど、ダイビングファンには絶好の場所。
浅瀬ならシュノーケルでも観察可能です。
黒島に渡るには石垣島の離島旅客ターミナルから高速船、高速フェリー(石垣島ドリーム観光)を利用(所要は25分ほど)。
島の北側に玄関口となる黒島港があり、黒島港と島の中心部にある東筋(あがりすじ)を結ぶ沖縄県道213号(黒島港線)は、都道府県道では日本最南端の道となっています(波照間島には県道がありません)。
沖縄県道213号(黒島港線)途中にある黒島展望台は、江戸時代初期に、薩摩藩の要請で琉球王府が築いた異国船監視の遠見番所群で国の史跡「先島諸島火番盛」(さきしましょとうひばんむい)のひとつ、プズマリ(黒島の西海岸、仲本海岸の北側にあります)を模した展望台です。
黒島の北海岸にある伊古桟橋(いこさんばし)は、島の漁業の近代化を支えた大規模構造物で、国の登録有形文化財に指定されています。
島内には迎里御嶽(んぎすとうわーん)など数多くの御嶽(うたき/黒島では「わん」と呼んでいます)がありますが、聖地なので鳥居から先は立ち入り厳禁。
黒島 | |
名称 | 黒島/くろしま |
所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町黒島 |
関連HP | 竹島町公式ホームページ |
電車・バスで | 石垣港離島ターミナルから黒島航路で25分 |
問い合わせ | 竹富町観光協会 TEL:0980-82-5445 |
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