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首里城

首里城

1879年に沖縄県が誕生するまで長期にわたり琉球王国の中心だった王宮が首里城(しゅりじょう)。那覇市内では最も高い琉球石灰岩でできた丘陵地に建ち、東西約400m、南北約270mもの石垣に囲まれた城内には、10ほどの御嶽(うたき=聖地)も残されています。日本最南の日本100名城選定の城で、世界文化遺産にも登録されています。

琉球国王の居城跡に歴史を偲ぶ

1429年、尚巴志(しょうはし)、三山(さんざん)を統一し、琉球王国が成立、その居城となったのが首里城です。
首里城は王族が居住する「王宮」であるとともに、行政機関である「首里王府」にもなっていました。

首里城は内郭(内側城郭)と外郭(外側城郭)に大きく分けられ、内郭は15世紀初期に、外郭は16世紀中期に完成しています。

信仰上の聖地が存在するのは、グスクと呼ばれる沖縄の城に共通する特徴。
首里城には太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍(帝国陸軍第32軍)の司令部(地下壕)が置かれたため、米軍の攻撃ですべて破壊されましたが、1992年(平成4年)、本土復帰20周年を記念して正殿などの主要な建物を復元しています。地中にはかつての城の遺構も残っており、全体が首里城公園として整備され、平成12年12月に首里城を含む「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界遺産に登録。

首里城中心部の正殿、北殿、南殿・番所、書院・鎖之間、御庭、奉神門が有料エリア。
守礼門から券売所である広福門までが無料エリアになっています。
毎朝8:25〜8:45には銅鑼(どら)の合図と「御開門(うけーじょー)」の発声で開門する『御開門式』(うけーじょー)の儀式が奉神門で行なわれています。
また、日没~24:00まで、城郭のライトアップも実施。
下之御庭(無料区域内)では、水・金・土・日曜、祝日に1日3回、琉球舞踊が舞われています。

琉球料理の味わえるレストラン首里杜(すいむい)や琉球王朝時代の伝統菓子(花ぼうる、くんぺん、ちいるんこう、ちんすこう)とさんぴん茶(ジャスミン茶)が味わえる鎖之間(さすのま)、ミュージアムショップも併設されています。

1日6回、有料エリアを回る無料ガイドも行なわれています(集合は南殿・番所入口/所要50分/定員各回15名)。

日没から始まるライトアップ
鎖之間で味わえる沖縄の伝統菓子
首里城
名称 首里城/しゅりじょう
所在地 沖縄県那覇市首里金城町1-2
関連HP 首里城公園公式ホームページ
電車・バスで ゆいレール首里駅から徒歩12分
ドライブで 沖縄自動車道那覇ICから約2.2km
駐車場 首里杜館地下駐車場/有料
問い合わせ 首里城公園管理センター TEL:098-886-2020
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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