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永山古墳

永山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)のすぐ北にある墳丘長100mという前方後円墳が、永山古墳(ながやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では9番目という巨大古墳)、堺市の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群として世界文化遺産に登録されています。

実は仁徳天皇陵の陪冢ではなく、独立した古墳!

墳丘は2段で、西部のくびれ部には造出しが構築され、周囲には盾型の周濠が巡っています。
発掘調査が行なわれていないため、主体部の構造は不明で、副葬品も明らかでありません。
周濠の南側に接して大阪中央環状線が通り、周濠の一部をまたいでいます。

宮内庁から第16代仁徳天皇の陵という「百舌鳥耳原中陵」の陪冢に治定されていますが、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)古墳より築造時期が早いこと(永山古墳は5世紀前半、大仙陵古墳は5世紀中頃)、整った形態などから独立した古墳と考えるほうが合理的とされています。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)周辺の古墳配置MAP(左側が北)

百舌鳥古墳群の巨大古墳 BEST10

世界遺産古墳名所在地墳丘長史跡指定宮内庁治定
世界遺産大仙陵古墳堺市堺区大仙町525mなし仁徳天皇陵
世界遺産上石津ミサンザイ古墳堺市西区石津ヶ丘365mなし履中天皇陵
世界遺産ニサンザイ古墳堺市北区百舌鳥西之町3丁290m国の史跡東百舌鳥陵墓参考地
世界遺産御廟山古墳堺市北区百舌鳥本町1丁203m国の史跡百舌鳥陵墓参考地
登録なし乳岡古墳堺市堺区石津町2丁155m国の史跡
世界遺産田出井山古墳堺市堺区北三国ヶ丘町2丁148m反正天皇陵
世界遺産いたすけ古墳堺市北区百舌鳥本町3丁146m国の史跡
世界遺産長塚古墳堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁106m国の史跡
世界遺産永山古墳堺市堺区東永山園100m堺市史跡仁徳天皇陵陪冢
世界遺産丸保山古墳堺市堺区北丸保園87m国の史跡仁徳天皇陵陪冢
永山古墳
名称 永山古墳/ながやまこふん
所在地 大阪府堺市堺区東永山園
関連HP 堺市公式ホームページ
電車・バスで JR・南海電鉄三国ヶ丘駅、南海電鉄堺東駅から徒歩10分
ドライブで 阪神高速15号堺線堺出口から約3km
駐車場 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料)
問い合わせ 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)

大阪府堺市堺区大仙町にある日本最大の前方後円墳が大仙陵古墳(仁徳天皇陵)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の古墳で、北に位置する田出井山古墳、ミサンザイ古墳とともに、「百舌鳥耳原三陵(もずのはらさんりょう)」と呼ばれています。5世紀中頃に作ら

上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵)

大阪府堺市西区石津ヶ丘にある百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)のひとつで国内第3位の規模を誇る前方後円墳が上石津ミサンザイ古墳。宮内庁により「百舌鳥耳原南陵(もずのみみはらのみなみのみささぎ)」として第17代履中天皇(りちゅうてんのう)の陵に治

ニサンザイ古墳

大阪府堺市の百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の前方部を西に向けた大型の前方後円墳がニサンザイ古墳(土師ニサンザイ古墳)。日本最大の前方後円墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)と第3位の上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵)のある百舌鳥古墳群ですが、ニ

田出井山古墳(反正天皇陵)

堺市堺区北三国ヶ丘町にある巨大な前方後円墳で、百舌鳥古墳群の北端に位置する古墳が田出井山古墳。宮内庁により「百舌鳥耳原北陵(もずのみみはらのきたのみささぎ)」として第18代反正天皇(はんぜいてんのう)の陵に治定され反正天皇陵と呼ばれています

御廟山古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長203mという巨大な前方後円墳が、御廟山古墳(ごびょうやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では4番目、国内でも35位という巨大古墳)、国の史跡(内濠のみ)、そして百舌鳥・古市古

乳岡古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長155mという巨大な前方後円墳が、乳岡古墳(ちのおかこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で、百舌鳥古墳群では5番目の大きさを誇る古墳で、国の史跡。改変が進んでいるため、世界文化遺産の構成資産からは

いたすけ古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長146mという巨大な前方後円墳が、いたすけ古墳。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では7番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群として世界文化遺産に登録されています。市民運

長塚古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の南にある墳丘長106mという前方後円墳が、長塚古墳。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では8番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群として世界文化遺産に登録

丸保山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)のすぐ横にある墳丘長87mという帆立貝形古墳が、丸保山古墳(まるほやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では10番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古

源右衛門山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の周濠(外濠)の北東側、外濠に寄り添うように築かれた古墳が、源右衛門山古墳(げんえもんやまこふん)。現状で直径34mの円墳で、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の陪冢(ばいちょう)と推測され、世界文化遺産「百舌

菰山塚古墳

大阪府堺市堺区、日本最大の古墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の後円部西、外濠から100mほど離れた場所に築かれた帆立貝形古墳(現存する墳丘長33m)が、菰山塚古墳(こもやまづかこふん)。百舌鳥古墳群の1基で、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群

銅亀山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の外濠の南西側に築かれた方墳が、銅亀山古墳(どうがめやまこふん)。百舌鳥古墳群の1基で、大仙陵古墳の陪冢(ばいちょう)とされ、宮内庁が「仁徳天皇陵に号飛地」として管理。世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群

茶山古墳

大阪府堺市、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の後円部(北部)外側の第2堤(中堤)上から、外濠に張り出すように築かれている円墳が、茶山古墳(ちゃやまこふん)。周濠の堤の上に古墳が築かれる例は少なく、茶山古墳と大安寺山古墳以外にはありません。世界文化遺

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」 百舌鳥古墳群構成資産 全23基

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」のうち、大阪府堺市にある百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の構成資産は23基。日本最大の古墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を中心に、その陪冢(ばいちょう)や周辺に築かれた帆立貝形古墳、方墳、円墳と4種の古墳を見学(

樋の谷古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の西側中央、三重濠の外濠が膨れた部分(木々が茂る丸い島)にあるのが、樋の谷古墳。直径47m、高さ2.8mの不整形な塚で、宮内庁は仁徳天皇陵の陪冢(ばいちょう)として、「仁徳天皇陵陪塚丙号」としています

 

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