はざみ山古墳

はざみ山古墳

大阪府藤井寺市野中にある古墳が、はざみ山古墳。古市古墳群の1基で、墳丘長103mの前方後円墳。世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産にもなっています。道を隔てて南側に野中宮山古墳(墳丘長154m)が並んでいますが、前方部は、はざみ山古墳が東、野中宮山古墳が西を向いています。

和鋏に似た周濠の形状が名の由来

はざみ山古墳

墳丘の周囲に濠と堤が築かれ、堤を輪郭付けるための掘り込みも確認され、円筒埴輪、家・盾・衣蓋形などの形象埴輪が出土しています。
盾形の周濠の様子が、和鋏(わばさみ)に似ていることから、古くより鋏山(はさみやま)と呼ばれており、それが古墳の名前になっています。

野中宮山古墳は5世紀前葉、はざみ山古墳が5世紀中葉に築かれていますが、被葬者には密接な関係があったことが推測できます。

古墳近くのはざみ山遺跡は、飛鳥、奈良、平安時代を中心に、鎌倉・室町時代まで続く大規模な集落の遺構で、古墳時代以降には、古墳の周辺で人々の営みがあったことを物語っています。

はざみ山古墳
はざみ山古墳
名称 はざみ山古墳/はざみやまこふん
所在地 大阪府藤井寺市野中1丁目
関連HP 藤井寺市公式ホームページ
電車・バスで 近鉄古市駅から徒歩20分
ドライブで 西名阪自動車道藤井寺ICから約2km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 藤井寺市教育委員会事務局文化財保護課 TEL:072-939-1419
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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