掩体壕(えんたいごう)とは航空機を敵の攻撃から守るための格納庫。大分県佐伯市の海岸部に残される旧佐伯海軍航空隊掩体壕は、昭和9年2月15日に発足した大日本帝国海軍・佐伯海軍航空隊の戦争遺跡。コンクリート製かまぼこ型の掩体壕は2基現存し、うち1基は国の登録有形文化財に指定されています。
旧海軍のコンクリート製格納庫が現存
佐伯湾は水深が浅く、真珠湾と状況が似ていたため、昭和16年11月、佐伯湾で連合艦隊の最後の統一訓練が行なわれています。
掩体壕は、その後、米軍の本土空襲が激しくなった昭和20年頃に築かれたもの。
興人佐伯工場の敷地内にあるため、見学に際しては申し込みが必要。
大分県には宇佐市に宇佐海軍航空隊の城井1号掩体壕も現存しています。
呉軍港(広島県呉市)にあった呉鎮守府・連合艦隊艦船の豊後水道通行防護のため、豊予要塞が築かれ、佐伯と宇佐に航空隊も配備されて海空の防備を図ったのです。
旧佐伯海軍航空隊掩体壕 | |
名称 | 旧佐伯海軍航空隊掩体壕/きゅうさいきかいぐんこうくうたいえんたいごう |
所在地 | 大分県佐伯市東浜1-6 興人株式会社佐伯工場内 |
関連HP | 佐伯市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐伯駅から徒歩20分 |
ドライブで | 東九州自動車道佐伯ICから約7km |
問い合わせ | 佐伯市観光案内所 TEL:0972-23-3400 |
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