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宇佐神宮 SLクラウス号

宇佐神宮 SLクラウス号

八幡宮の総本社、宇佐神宮(うさじんぐう)の境内に保存されている、SLクラウス号。クラウス号は、明治27年に九州鉄道がドイツのクラウス社(Lokomotivfabrik Krauss & Comp.)から輸入したもので、博多・久留米間などで運行。

九州鉄道創業期の機関車で唯一九州に残った歴史遺産

九州鉄道は、開業にあたりドイツの技術者ヘルマン・ルムシュッテル(Hermann Rumschötte)を招いたことから、機関車はドイツから輸入することに。
明治22年、九州鉄道は博多〜久留米間で開通し、明治31年までにドイツのクラウス社から3形式50両を輸入しました。
九州鉄道以外でも、両毛鉄道、甲武鉄道、川越鉄道で同型の機関車を導入しています。

クラウス26号は昭和23年に大分交通に売却され、宇佐参宮線(国鉄宇佐駅経由の豊後高田駅〜宇佐八幡駅間)を走りましたが、昭和40年にその路線も廃線となって廃車に。

現在クラウス26号と同形式のものは、北海道沼田町(15号)と岩手県遠野市(17号)に保存されているのみ。
つまり、日本では3両しか現存していない貴重な車両として、その後保存運動が起こり、現在は宇佐神宮の境内に建てられた覆屋に、静態保存されています。
九州鉄道創業期の機関車で唯一九州に残った歴史遺産となっています。
「形式10・26号機関車」として準鉄道記念物に指定されるほか、大分県の有形文化財にもなっています。

宇佐神宮 SLクラウス号
名称 宇佐神宮 SLクラウス号/うさじんぐう えすえるくらうすごう
所在地 大分県宇佐市南宇佐2859
関連HP 宇佐神宮公式ホームページ
電車・バスで JR宇佐駅からタクシーで10分
ドライブで 宇佐別府道路宇佐ICから約6.5km
駐車場 500台/有料
問い合わせ 宇佐神宮庁 TEL:0978-37-0001/FAX:0978-37-2748
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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