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湯の坪街道

湯の坪街道

大分県別府市湯布院町、JR由布院駅から金鱗湖(きんりんこ)・佛山寺方面、由布岳西登山口へと伸びる道が、湯の坪街道。正面に豊後富士と称される由布岳(1583.3m)を眺める、記念撮影にも絶好の道で、土産物店や飲食店などが軒を並べ、ゆふいん湯の坪商店会も結成されています。

多くの⼈で賑わう由布院のメインストリート

JR由布院駅前から湯の坪街道、由布岳を眺望

昭和27年に由布院盆地をダムにして⽔⼒発電所を建設する計画が持ち上がった際、それに反対しながら、美しく⾃然豊かな観光地として発展していくために、美しい景観を残すという方向性が生まれました。
昭和34年に国民保養温泉地に指定される以前は、田園地帯のひなびた温泉地だったのです。
国民保養温泉地の指定を受けたのも、別府との差別化を図ることが重要だという認識から(九州で2番目の認定)。

昭和46年に本場ドイツを見学し、クアオルト療法(気候性地形療法)の考え方を導入した由布院クオルト構想を築き上げ、「日本型クアオルト」としても先進地となっています。

さらに昭和50年4月21日に発生した大分県中部地震(内陸直下型地震)の風評被害で、観光客が激減した際にも、観光辻馬車の運行、イベントの開催などで見事に復活を図りました。
温泉地としてのブランドを築き上げる過程で、整備された昔風情の街並みが、湯の坪街道なのです。

そして電線の地中埋設(無電柱化)、道路幅員の意図的縮小、案内サインのデザイン化なども行なわれて、スッキリと由布岳が眺望できるように。
つまり、日本型クアオルトの「がんばらない野外ウォーキング」にも最適なのが、湯の坪街道そぞろ歩きで、湯上がりにも金鱗湖、湯の坪街道の散策を。

湯の坪街道
名称 湯の坪街道/ゆのつぼかいどう
所在地 大分県由布市湯布院町川上湯の坪
関連HP ゆふいん湯の坪商店会公式ホームページ
電車・バスで JR由布院駅から徒歩10分
ドライブで 大分自動車道湯布院ICから約3.2km
駐車場 駅前中央駐車場(50台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

観光辻馬車

大分県由布市湯布院町、湯布院を歩いていると、どこからともなくポコポコという馬のひづめ音が聞こえて来ますが、観光辻馬車。JR由布院駅前を起点に、佛山寺、宇奈岐日女神社などを巡る観光馬車で、由布岳をバックに湯布院の田園地帯をのんびりと周回します

佛山寺

大分県由布市湯布院町、金鱗湖(きんりんこ)の南側に建つ臨済宗の寺が、佛山寺(ぶっさんじ)。康保年間(964年~968年)、性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれたと伝えられる古刹。古くから由布岳への信仰者を集めた山岳信仰の拠点で、当

下ん湯

由布院温泉(大分県由布市湯布院)の下ん湯は、金鱗湖(きんりんこ)の湖畔にある茅葺き屋根の共同湯。金鱗湖の旧名は、岳ん下池。そして湖底(湖の下)から湧き出る湯を引いていたことからその名が付いたもの。建物に入るといきなり混浴の湯船で、両側に脱衣

金鱗湖

大分川の源流のひとつで、由布院温泉(大分県由布市湯布院)にある周囲400mの湖、金鱗湖(きんりんこ)。由布岳(1583.3m)の麓にあるため、かつては岳本(たけもと)の池、あるいは岳ん下池(たけんしたいけ)と呼ばれていました。冬の早朝には湖

ゆのつぼ温泉

大分県由布市湯布院町、湯の坪街道から大分川へと向かう途中にある、小ぢんまりした共同浴場が、ゆのつぼ温泉。江戸時代の文献にその名が見られるという古湯で、地元では古くから子宝の湯として親しまれてきました。子宝の湯として親しまれる古湯大正時代には

 

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