富士山を眺めるのに絶好の地が国道138号の御殿場市街〜乙女峠。
ちょうど富士山と対峙するかのような位置にあるのです。
富士を眺める御殿場三大穴場ビュースポット
箱根外輪山をクネクネと登りながら乙女峠を目ざす国道138号。乙女トンネルで県境を抜けると神奈川県箱根町です。
そのアプローチ途中に、絶景スポットが連続します。
富士仏舎利塔平和公園、富士松天望台、御殿場市温泉会館の3ヶ所です。
箱根の帰りに御殿場ICから東名高速に乗る際に寄り道するのもいいですが、これを目的にドライブするのも楽しいでしょう。
御殿場市では独自に「富士山眺望遺産」を5ヶ所選定していますが、ここで紹介する富士仏舎利塔平和公園、富士松天望台、乙女峠、夢の大橋(御殿場プレミアムアウトレット)、富士山御殿場口五合目が登録されています。
絶景ポイント(1)富士仏舎利塔平和公園
御殿場市出身の三徳社長・堀内定良氏が、東京オリンピックの開かれた昭和39年、私財を投じて開いた公園です。
日本山妙法寺(藤井日達創設の日蓮系の宗教団体)や、日本庭園があるのですが、そのシンボルとなっている富士仏舎利塔と、富士山のコラボが素晴らしく、アジアから箱根にやってくる観光客の寄り道ポイントにもなっています。
巨大な仏舎利塔には、インド独立運動の指導者で初代首相のジャワハルラール・ネルー(Jawaharlal Nehru)首相から昭和29年に贈られた仏舎利(お釈迦様の遺灰)収められています。
春にはソメイヨシノ、枝垂れ桜、御殿場桜、八重桜、そして秋には紅葉のスポットとなっています。
↑アジアからのツーリストにも人気のスポットになっている富士仏舎利塔平和公園
絶景ポイント(2)富士松天望台
御殿場市街と富士山を一望にするビュースポット。「富士松天望レストラン」があり、巨大な風車がシンボルとなっています。
富士カントリークラブの南側、箱根外輪山から派生する尾根の末端高台に位置するため、絶好の富士ビュースタンドになっています。
近くに秩父宮記念公園もありますが、富士山の眺望では富士松天望台が上。
「富士松天望レストラン」ではブッフェなども楽しめます。お土産コーナーもあるので、富士山の眺めがてらに立ち寄りましょう。
↑市街地近くにあるのにこんなに絶景が
絶景ポイント(3)御殿場市営温泉会館(休館)
御殿場市営温泉会館(2021年4月〜休館中)は、内湯だけで露天風呂はありませんが、富士山を眺望する絶景温泉として知る人ぞ知る存在。
パノラマウインドウから富士山が一幅の絵のように眺望できます。
「銭湯の風呂絵がホンモノになったよう」とは常連さんの弁。
温泉は3つの源泉を混合。
乙女1号は、ナトリウム・塩化物硫酸塩泉で、源泉温度39.8度、湧出量毎分36.2リットル、無色透明無味無臭、pH8.4。
乙女2号は、アルカリ性単純泉で、源泉温度27.3度、湧出量毎分34.4リットル、無色透明無味無臭、pH8.5。
乙女3号は、弱アルカリ性単純泉、46.8度、湧出量毎分58.6リットル、淡茶褐色無味微油様臭、pH8.0。
加水はなく、加温して循環。
ツウは、日没時を狙うのですが、その時間帯がもっとも絶景となるのだとか。また月夜の富士も素敵なのだとか。
↑湯船から居ながらにして富士の絶景が!
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