アルプスの雲上で、歩かずにご来光! 立山・乗鞍・千畳敷カール

避暑を通り越して、最高気温が20度にもならないというのが、残雪残る真夏の日本アルプスの山上。寒さに震えながらのご来光も、空気の澄んだアルプスならでは神々しさがあります。しかも、歩かずに、ご来光体験ができる場所があるのです。立山(大観峰)、乗鞍山上(大黒岳・富士見岳)、中央アルプス・千畳敷カールの3ヶ所です。

日本アルプスで眺める「雲上のご来光」はひと味違う!

富士山が外国人に人気で、御来光を仰ぐために苦労して富士山に登る人が増えています。
美しい成層火山の富士山ですが、山好きには実は不人気です。
周囲のアルペン的な光景がないというのがその理由。

明治時代のお雇い外国人でイギリス人のウィリアム・ゴーランド(William Gowland)が「日本アルプス」(Japanese Alps)と紹介し、ウォルター・ウェストン(Walter Weston)の『日本アルプスの登山と探検』(『MOUNTAINEERING AND EXPLORATION IN THE JAPANESE ALPS』/明治29年刊)によってヨーロッパにその名を知られた「日本アルプス」。
「日本アルプス」の雲上で、歩かずに御来光を眺める体験は、ファミリーやカップルにもおすすめです!
子供時代の印象深い体験になること、間違いありません。

立山・大観峰でご来光

大観峰・ご来光

立山黒部アルペンルートの最高所、室堂平(標高2450m)に建つ「ホテル立山」。
日本ホテル協会加盟のホテルでは「日本最高所のホテル」です。
そのホテル立山宿泊者限定のアクティビティが「ご来光バス」。
立山山頂直下を通り抜ける立山トンネルトロリーバスを、早朝、特別な臨時便を運行。
トンネルを抜けた黒部峡谷側の断崖絶壁に建つ大観峰駅の駅舎上にある展望台から後立山連峰から上る日の出を仰ぐというもの。
例年4月中旬〜11月上旬、つまりはホテル開設期間中に実施されています。
前日18:30~22:00にフロントに予約すると、モーニングコールで起こしてくれる仕組み。
大観峰に駐在の駅員が天候をチェックし、悪天候の場合には中止となります。

ホテル立山に泊まって、大観峰でご来光!

2018.08.08

大観峰

2018.04.30

雲上でご来光を二度見る! ホテル立山「ご来光バス」

2018.04.29

乗鞍山上(大黒岳・富士見岳)でご来光

大黒岳・ご来光

北アルプスの南部に位置する独立峰・乗鞍岳。
長野県側・乗鞍高原から乗鞍山上・畳平へと登る県道乗鞍岳線(乗鞍エコーライン)には、通年マイカー規制が実施されていますが標高2716mの車で到達できる日本最高所があります。
実はこの最高所の南北にそびえるピークの大黒岳、富士見岳がご来光の一等地で、乗鞍高原から「乗鞍岳ご来光バス」が7月中旬〜9月中旬まで運転されています。

乗鞍岳(大黒岳&富士見岳)でご来光!

2018.08.11

富士見岳

2018.08.05

大黒岳

2018.08.05

乗鞍岳ご来光バス(松本市・乗鞍高原)

2016.08.10

中央アルプス・千畳敷カールでご来光

千畳敷・ダイヤモンド富士

中央アルプス・千畳敷カールへは高低差日本一(標高差950.0m)の駒ヶ岳ロープウェイで上がることができます。
そこに建つのがロープウェイと同じ名鉄系のホテル「ホテル千畳敷」です。
千畳敷駅の標高が2611.5mで、ハイマツ茂る高山帯。
「ホテル千畳敷」、日本ホテル協会加盟ではありませんが、いわゆるホテルとしては日本最高所にあり、なんと通年営業。
カールとはお椀のようなかたちの氷河地形「圏谷」で、そのカール底に「ホテル千畳敷」が建っているため、左右は山。
つまり伊那前岳などに阻まれて東側の南アルプスなどから太陽が昇るのは、期間限定で8月20日~4月20日の間。

期間限定のご来光ですが、なんと12月14日〜15日前後と1月1日〜2日前後には富士山の山頂から日の出という「ダイヤモンド富士」を仰ぐことができます。
歩かず眺める「ダイヤモンド富士」の日本最高所!

中央アルプス・ホテル千畳敷に泊まって、ご来光!

2018.08.08

中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ

2018.05.08

千畳敷カール

2018.05.08
 

 

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