首都圏には「鉄道ファンの聖地」ともいわれるJR東日本系の鉄道博物館のほかに、東武、東京メトロ、小田急、京急、京王、東急がシミュレータなど趣向を凝らしたミュージアムを運営しています。また路面電車関係も東京と横浜に2施設あり、3世代揃って見学に訪れる人も多いのだとか。
鉄道博物館
所在地:埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
内容:JR東日本の東日本鉄道文化財団が運営するミュージアムで、全体の約半分のスペースを占める「車両ステーション」では明治時代初期から現代まで鉄道車両36両の実物車両が展示され、圧巻
シミュレータ類も豊富に用意されています
食堂車をテーマとした、高級感のある「トレインレストラン日本食堂」、走行する新幹線を眺める「ビューレストラン」、ミュージアムショップ TRAINIART(トレニアート)なども併設
東武博物館
所在地:東京都墨田区東向島4-28-16
内容:東武鉄道の歴史、鉄道の仕組み、歴代の車両・機関車などを、実物、ジオラマ、シミュレーションなどを交えて紹介
1720系デラックスロマンスカー(日本初のサロン室を設置したボンネット型の特急車両)、日光軌道203号(日光軌道=明治43年に日光駅前~馬返間に開業した路面電車)などが展示されています
地下鉄博物館
所在地:東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
内容:東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の関連公益法人である公益財団法人メトロ文化財団が運営するミュージアム
銀座線開通時の上野駅ホームを再現したレトロな館内に、昭和2年、当時の東京地下鉄道が上野〜浅草間開業に合わせて製造された黄色い通勤型電車「東京地下鉄道1000形電車1001号」(日本車輌製造)、丸ノ内線池袋〜御茶ノ水間開業に際して昭和28年に製造された赤い「営団300形電車301号」が展示されています
ロマンスカーミュージアム
所在地:神奈川県海老名市めぐみ町1-3
内容:令和3年4月19日にオープンした小田急電鉄としても開業以来初となる屋内常設展示施設
ロマンスカーギャラリーでは時代を彩った5車種のロマンスカーが並び、ジオラマパークや、キッズのための空間「キッズロマンスカーパーク」も用意
「キッズロマンスカーパーク」には特急ロマンスカー・LSEの実際の運転台を活用した運転シミュレーターなども
京急ミュージアム
所在地:神奈川県横浜市西区高島1-2-8
内容:京急グループ本社の1階部分が博物館になったもので、川崎大師への参詣者を運んだ大師電気鉄道(明治32年1月21日開業) に始まる京浜急行電鉄の歴史を紹介
昭和4年製造で、品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的車両「デハ236号」(デハ230形デハ236号)を展示するほか、「京急ラインジオラマ」、子供向けの「マイ車両工場」などがあります(事前予約制のものもあるので、予約時に確認を)
京王れーるランド
所在地:東京都日野市程久保3-36-39
内容:「子育てファミリーを中心にお楽しみいただける施設」がコンセプトで、プラレールをモチーフとした「アスれーるチック」、自分だけのオリジナルプラレールをつくるコーナー、京王電鉄のミニ電車などファミリー向けの企画が豊富
京王線車両はカットモデルで先頭部分のみ展示されていますが、運転台に座ることができます
電車とバスの博物館
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12
内容:東急電鉄の鉄道とバスを紹介するミュージアムで、保存車両ではデハ200形、かつて活躍したバス「東急コーチ」を展示
親子で並んで操作できるベンチ型の「キッズシミュレーター」、8090系運転シミュレーター、ジオラマ、Nゲージなどもあり充実した内容に
横浜市電保存館
所在地:神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
内容:一般財団法人横浜市交通局協力会が運営するミュージアムで、昭和47年に廃止された横浜市交通局の市電車両を保存展示しています
都電おもいで広場
所在地:神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53
内容:都電荒川線の荒川車庫に隣接した地に都電の旧型車両2両を展示(昭和29年製造の5500形、昭和37年製造の旧7500形)、その車内に模擬運転台、模擬装置操作台、東京さくらトラム(都電荒川線)沿線をイメージしたジオラマを設置
鉄道博物館に行こう! 首都圏9ミュージアム | |
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