サイトアイコン ニッポン旅マガジン

日本の河川 長さランキング TOP10

日本の河川 長さランキング TOP10

日本の河川は、河川法で一級河川、二級河川とその水系に分類され、源流から河口・合流点まで同じ河川名が定められ、本流の源流と河口の長さが幹川流路延長となっています。つまり、公式の河川の長さとは、この幹川流路延長のこと。その長さランキング(幹川流路延長ランキング)を1位から10位まで紹介します。

第1位 信濃川

幹川流路延長:367km(新潟県県部分=信濃川153km、長野県部分=千曲川214km)
流域面積:1万1900平方キロ(日本第3位)
源流:甲武信ヶ岳西沢詰め・標高2160m近辺(長野県川上村)
河口:新潟港(新潟県新潟市)

信濃川

奥秩父・甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)を源流に、新潟港の河口まで、長野県、新潟県を流れる河川が信濃川(しなのがわ)。幹川流路延長は367kmで、日本一長大な川です。新潟県側は信濃川ですが、実は長野県を流れている部分は千曲川(ちくまがわ)が正式名

第2位 利根川

幹川流路延長:322km
流域面積:1万6840平方キロ(日本第1位)
源流:大水上山北東、標高1800m付近の三角雪渓末端(群馬県みなかみ町)
河口:銚子漁港(千葉県銚子市)、波崎新港(茨城県神栖市)

利根川

上越国境、群馬県利根郡みなかみ町の大水上山(おおみなかみやま/標高1834m、群馬県の北限)を源流に、茨城県(神栖市)と千葉県(銚子市)の県境で太平洋(鹿島灘)に流れ出る長大な河川が利根川(とねがわ)。幹川流路延長は322kmで、日本で2番

第3位 石狩川

幹川流路延長:268km
流域面積:1万4330平方キロ(日本第2位)
源流:石狩岳西面・石狩沢(標高1540m地点)周辺(北海道上川町)
河口:石狩湾・石狩灯台(北海道石狩市)

石狩川

大雪山系石狩岳の西斜面を源流に、石狩灯台が建ち、はまなすの丘公園が整備される石狩湾の河口まで、上川盆地、石狩平野を流れる北海道随一の長大な河川が石狩川。幹川流路延長は268kmで、信濃川、利根川に次いで日本第3位、流域面積1万4330平方キ

第4位 天塩川

幹川流路延長:256km
流域面積:5590平方キロ(日本第10位)
源流:天塩岳(北海道士別市)
河口:天塩港(北海道天塩町)

天塩川

北見山地の天塩岳(てしおだけ/標高1557.7m)を源流に、名寄盆地を北に流れ、道北の天塩町で日本海に流れ出る、北海道第2の河川が天塩川(てしおがわ)。幹川流路延長は256kmで、石狩川に次いで日本第4位の長大な河川です。流域面積は5590

第5位 北上川

幹川流路延長:249km
流域面積:1万150平方キロ(日本第4位)
源流:弓弭の泉(岩手県岩手町)
河口:石巻(宮城県石巻市)

北上川

岩手県岩手郡岩手町の弓弭の泉(ゆはずのいずみ)を源流に、岩手県を縦断、宮城県石巻市で太平洋に注ぐ東北随一の長大な河川が北上川(きたかみがわ)。幹川流路延長は249kmで、日本第5位、流域面積1万150平方キロは日本第4位の規模です。本流には

第6位 阿武隈川

幹川流路延長:239km
流域面積:5390平方キロ(日本第11位)
源流:那須連山・旭岳(赤崩山/福島県西郷村)
河口:宮城県岩沼市・亘理町

阿武隈川

那須岳(三本槍岳)の北、旭岳(赤崩山/標高1835.2m)を源流に、福島県中通り(須賀川市、郡山市、福島市)を北に流れ、阿武隈山地を抜けて宮城県岩沼市と亘理町(わたりちょう)で太平洋に流れ出る、東北第2の河川が阿武隈川(あぶくまがわ)。幹川

第7位 木曽川

幹川流路延長:229km
流域面積:9100平方キロ(日本第5位)
源流:鉢盛山標高1650mのワサビ沢横断地点に木曽川源流碑(木祖村)
河口:伊勢湾(三重県桑名市・木曽岬町)

木曽川

長野県木曽郡木祖村の鉢盛山(2446m)を源流に、木曽谷を南下し、濃尾平野を流れて伊勢湾に注ぐ長大な河川が木曽川(きそがわ)。幹川流路延長は229kmで、日本第7位、流域面積9100平方キロは日本第5位の河川です。下流では長良川、揖斐川とと

第7位 最上川

幹川流路延長:229km
流域面積:7040平方キロ(日本第9位)
源流:西吾妻山(2035m)北面、火焔滝(山形県米沢市)
河口:酒田港(山形県酒田市)

最上川

山形県米沢市にそびえる西吾妻山(2035m)北面、火焔滝(ひのほえのだき)を源流に、山形県を北上し、酒田市で日本海に注ぐ長大な河川が最上川(もがみがわ)。幹川流路延長は229kmで、木曽川と並んで日本第7位、流域面積7040平方キロは日本第

第9位 天竜川

幹川流路延長:213km
流域面積:5090平方キロ(日本第12位)
源流:諏訪湖・釜口水門(長野県岡谷市)
河口:遠州灘(静岡県磐田市)

天竜川

諏訪湖の唯一の水の出口、長野県岡谷市の釜口水門を源流に、伊那谷を南下し、愛知・静岡県境を流れて静岡県浜松市と磐田市の境で遠州灘(太平洋)に注ぐ長大な河川が天竜川(てんりゅうがわ)。幹川流路延長は213kmで、日本第9位、流域面積5090平方

第10位 阿賀野川

幹川流路延長:210km
流域面積:7710平方キロ(日本第8位)
源流:荒海山北面・荒海川源頭部(福島県南会津町)
河口:新潟港(新潟県新潟市)

阿賀野川

福島・栃木県境にそびえる荒海山(1581m/太郎岳)北面を源流に、荒海川、阿賀川(大川)と名を変え、会津盆地を流れ、さらに只見川となって流れ、新潟県に入って阿賀野川となり、新潟市の新潟空港横で日本海に注ぐ長大な河川が阿賀野川(あがのがわ)。

日本の河川 長さランキング TOP10
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本の河川 流域面積 TOP10

雨や雪が川に流れ込む範囲が流域で、その面積を流域面積(集水面積)。日本最長の川が信濃川であることは有名ですが、では流域面積はと聞かれると、答えられる人は案外少ないのが現実。実際に河川の規模は、流域面積の方が適切と考える専門家も多いのです。こ

三大河(日本三大暴れ川)とは!?

三大河とは、関東を流れる坂東太郎(ばんどうたろう=利根川)、九州の筑紫次郎(つくしじろう=筑後川)、四国の四国三郎(しこくさぶろう=吉野川)を指す名数(めいすう)で、「日本三大暴れ川」のこと。日本三大河川(信濃川、利根川、石狩川)は、長さ、

日本三大河川とは!?

河川法で定められた幹川流路延長(本流の長さ=Length of mainstream)、流域面積(雨や雪を集める土地の面積=Catchment area)のトップ3が、日本三大河川で、幹川流路延長が信濃川、利根川、石狩川、そして流域面積が利

日本三大急流とは!?

日本三大急流とは、松尾芭蕉が『奥の細道』途中、「五月雨(さみだれ)を集めて早し最上川(もがみがわ)」と詠んだ最上川、南アルプス北部から駿河湾へと流れ出す富士川、そして人吉盆地を流れる球磨川(くまがわ)。いずれも急流を克服し、舟運が行なわれた

日本三大清流とは!?

日本三大清流に数えられるのは、富士山の伏流水が溶岩流の末端から湧き出す柿田川(かきたがわ/静岡県)、長大な河川ながらダムのない清流の長良川(ながらがわ/岐阜県)、そして沈下橋で知られる四万十川(しまんとがわ/高知県)。詠み人知らずの「三大清

北海道三大河川(石狩川・天塩川・十勝川)の河口へ!

北海道三大河川に数えられる石狩川・天塩川・十勝川。その幹川流路延長(本流の長さ)、流域面積も全国ランクの上位に入る河川ですが、注目は河口。信濃川、利根川など、一級河川の河口は港だったり、人工構築物に覆われる場所が多いのですが、北海道三大河川

日本三大河口とは!?

河口部分の幅(河口幅)が最も広いのは、日本三大急流にも数えられる富士川の河口です。以下、徳島県の那賀川河口、三重県の揖斐川(いびがわ)の河口で、以上の3河川の河口が日本三大河口ということに。いずれも1.5km〜2kmという雄大な河口で、その

川の長さはどう決める!?

日本最長の川は信濃川で367km。これは学校で学んだ通り。もっとも短い川は二級河川の「ぶつぶつ川」(和歌山県那智勝浦町)で延長13.5mです。では、この河川の長さはどうやって決めているのでしょう。川の始まりは、そして終点となる河口とはどの場

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了