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足袋とくらしの博物館

足袋とくらしの博物館

埼玉県行田市にある明治・大正時代に機械化が進み、そして昭和に生産の最盛期を迎えた行田の足袋産業を紹介するミュージアムが足袋とくらしの博物館。「力弥足袋」の商標で知られた足袋製造卸商・牧野本店の大正11年築の木造洋風工場を再生し、NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークが運営する博物館です。

足袋工場を再生したユニークな博物館

足袋とくらしの博物館の内部には、当時の足袋工場が再現されていますが、実際に稼動して足袋を作ることが可能。
ミシンはそれぞれの工程ごとに専用のものが配され、黒板に各工程が図式されています。
元足袋職人による実演も行なわれ、第2日曜には予約制で自分だけのMy足袋を作る教室も開講。

2階には足袋の歴史、行田の歴史を展示し、館内では足袋の販売も実施。

隣接して牧野本店の行田随一の豪勢な店蔵、明治~大正期の足袋蔵土蔵3棟も現存。
かなり立派な土蔵群ですが、これでもかつて「日本一の足袋の町」として栄えた行田では中規模足袋商店の典型なのだとか。

行田は埼玉県では川越と並ぶ蔵の町で、行田には現在70棟ほどの足袋蔵、そして国の登録有形文化財に指定の旧小川忠次郎商店(忠次郎蔵)など、足袋関連の建物が現存し、「足袋蔵巡りの旅」も楽しめます。
行田の足袋産業に関しては、忍城跡(水城公園)にある行田市郷土博物館・忍城御三階櫓でも学ぶことができます。

足袋とくらしの博物館
名称 足袋とくらしの博物館/たびとくらしのはくぶつかん
所在地 埼玉県行田市行田1-2
関連HP NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク
電車・バスで 秩父鉄道行田市駅から徒歩5分
ドライブで 関越自動車道花園ICから約24km
駐車場 商工センター1階・商工センター前駐車場を利用
問い合わせ 足袋とくらしの博物館 TEL:048-556-5171
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

行田市郷土博物館・忍城御三階櫓

埼玉県行田市本丸、水城公園となった忍城跡(続日本100名城)にあるミュージアムが行田市郷土博物館・忍城御三階櫓。本丸という地名が示すとおり往時には忍城の本丸があった地で、観光天守として昭和63年に建てられた忍城御三階櫓の内部が博物館になって

旧小川忠次郎商店(忠次郎蔵)

埼玉県行田市、行田の足袋産業全盛期を象徴する建物のひとつが旧小川忠次郎商店。現在、そば店「忠次郎蔵」として再生される店蔵は、行田市内では5棟だけとなった、本格的な蔵造りの店舗で、国の登録有形文化財。大正13年頃に建築工事が始まり、昭和4年頃

武蔵野銀行行田支店

埼玉県行田市、「十万石ふくさや行田本店」、「足袋とくらしの博物館」などのある市街中心地に建つのが武蔵野銀行行田支店。昭和9年6月に忍貯金銀行(おしちょきんぐんこう)本店として建築されたレトロな銀行建築で、外壁はスクラッチタイル張り。国の登録

牧野本店

埼玉県行田市にある足袋全盛時代の歴史を伝える店蔵が、牧野本店。「力弥足袋」の商標で知られた足袋製造卸商で、裏手にある大正11年築の木造洋風工場は、「足袋とくらしの博物館」として活用されています。牧野本店店蔵は、行田随一の豪勢な店蔵として、行

 

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