「メガネの世界三大産地」のひとつ、鯖江のメガネとは!?

「メガネの世界三大産地」をご存知でしょうか? イタリアのベッルーノ(Belluno)、中国の東莞(とうかん)・丹陽(たんよう)・温州(おんしゅう)・深圳(しんせん)・アモイ地地区、そして福井県の鯖江(さばえ)です。エリア的に鯖江市は狭いのですが、高品質とデザイン性で世界のトップに君臨しているのです。

国内の9割以上、世界でも2割のメガネフレームが鯖江産

コストでの競争力で近年中国が伸びていて、すでに出荷高ではイタリア、日本を上回っています。
その「メガネの世界三大産地」のなかで、国内での消費が過半数を占めるのが鯖江です。
福井県の鯖江市と、福井市はメガネ産業が盛んですが、従来から国内市場が中心。
メガネを愛用する日本人は数多く、1990年ころまでは、世界一の生産高を誇ったのが福井県です。

その後、イタリアに抜かれ、中国にも抜かれましたが、それでも鯖江ブランドが色褪せることはありません。

「鯖江のメガネ、しらないなあ」という人でも、お手元にあるメガネがMADE IN JAPANであれば、まず、鯖江・福井で製造されたものです。
静岡県静岡市葵区に本社を置く「眼鏡市場」も鯖江に自社工場を保有することで、高品質でかつ安価な料金設定を実現しているのです。

フレームでいえば、MADE IN JAPANフレームの9割以上が鯖江の製造。
どうして鯖江がメガネ産業なのかといえば、農閑期に豪雪で屋外作業ができなかったため、その時期を有効活用するためにメガネ産業が隆盛したのです。

始まりは、福井県足羽郡麻生津村(現在の福井市生野町)の増永五左衛門が、大阪からメガネ職人を呼び寄せ、明治38年に農家の副業としてスタートさせたもの。
それなら、新潟や秋田でもと考えられるわけですが、刃物、繊維、漆器、和紙などの手仕事の技術が整い、職人が多かったこと、また消費地である関西に近いという地の利でメガネ産業の隆盛につながったのです。
様々な職人がいたことが、パーツごとの分業につながり、鯖江全体がメガネ工場のように成長。
戦後はさらに発展し、軽くて丈夫なチタン製フレームを世に出すと、世界的にも注目され、世界的にも有名なJAPAN・SABAEとなったのです。

メガネの製造工程では手磨きなど職人技が欠かせませんが、「決して最後まで手を抜かない鯖江職人だからこそ、細部にまでこだわったデザインを表現できる」(「眼鏡市場」の解説)とのこと。

デザイン的にも着物に合うような和風のデザインもあるのが、鯖江の強み。
デザイン、技術ともに世界最高水準というわけです。

鯖江市内には「MEGANE MUSEUM」(めがねミュージアム)があるので、メガネ愛好者ならぜひお立ち寄りを。
体験工房では「めがね手作り教室」も開催。

画像協力/福井県

「MEGANE MUSEUM」(めがねミュージアム)
「MEGANE MUSEUM」(めがねミュージアム)
体験工房の「めがね手作り教室」
「メガネの世界三大産地」のひとつ、鯖江のメガネとは!?
名称 MEGANE MUSEUM(めがねミュージアム)/めがねみゅーじあむ
所在地 福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館
関連HP MEGANE MUSEUM(めがねミュージアム)
電車・バスで ハピラインふくい鯖江駅から徒歩10分
ドライブで 北陸自動車道鯖江ICから約1km
駐車場 50台/無料
問い合わせ MEGANE MUSEUM(めがねミュージアム) TEL:0778-42-8311/FAX:0778-42-8221
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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