1月1日、栃木県足利市の最勝寺で『滝流しの式』が執り行なわれます。大晦日の『悪口まつり』(あくたいまつり)に続き、新年を迎えると『滝流しの式』となり、僧侶により護摩焚きが行なわれ、参詣客へ配るお札を火にあて祈祷。読経のなか、祈願者が早朝に毘沙門天の前に正座して御神酒をいただきます。
「幸運が滝のごとく無尽蔵に流れるように」頭上から酒が!
江戸時代前期の寛永年間(1624年〜1643年)に創始したという歴史ある行事。
『悪口まつり』終了後に、毘沙門天本堂正面で受付(車の運転をする人は参加できません)。
僧侶が祈願者の頭上からユトウ(注口と柄のついた漆器)で神酒を注ぎ、頭から額、そして鼻筋を伝わって流れてくる御神酒を顔の前に直径50cmはあろうかという大杯を持って受け、自分の飲める量が入ると左手を挙げて注ぐのをやめてもらいます。
そしてそれを一気に飲み干す儀式です。
願い事や無病息災をかなえてもらうため、「幸運が滝のごとく無尽蔵に流れるように」ということから行なわれている行事です。
以前には2升(3.6リットル)以上飲む酒豪もいたそうですが、最近では多くても2合(0.36リットル)程度なんだとか。
『滝流しの式』は、大岩山毘沙門天で0:00〜、6:00〜、10:00〜。
祈祷料1000円。
最勝寺『滝流しの式』|足利市 | |
開催日時 | 1月1日0:00、6:00、10:00 |
所在地 | 栃木県足利市大岩町 |
場所 | 最勝寺(大岩毘沙門天) |
関連HP | 足利市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR両毛線足利駅・東武伊勢崎線足利市駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 北関東自動車道足利ICから約6.5km。東北自動車道佐野藤岡ICから約25km。 |
問い合わせ | 大岩毘沙門天(最勝寺) TEL:0284-21-8885 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag