千葉県佐倉市の佐倉ふるさと広場をメイン会場に、毎年4月上旬〜下旬に開催されるのが『佐倉チューリップフェスタ』。100種類67万本のチューリップが、オランダ風車を背景に彩り豊かに咲き揃います。オランダ衣装の貸出し、チューリップの掘り取り販売、観光船による印旛沼遊覧、オランダストリートオルガンの演奏なども実施。
オランダ衣装で記念撮影も可能!
佐倉市制40周年の平成6年、佐倉ふるさと広場に誕生したのがオランダ風車「リーフデ」。
メカニズム部分をオランダで製造し、オランダ人技師により建設された本格的な風車で、羽根は直径27.5mという巨大なもの。
名称は日蘭交流の幕開けとなったオランダ船リーフデ号にちなんだもの。
単なるモニュメントとしての風車ではなく、ちゃんと水くみ用風車として実用性も発揮。
1階に水車が組み込まれ、風の力により水が汲み上げられる仕組みです。
佐倉とオランダの関係は!?
佐倉でなぜオランダ風車かといえば、文化8年(1811年)に藩主となった佐倉藩5代藩主・堀田正睦(ほった まさよし=天保の改革後に老中首座に)は、蘭癖(らんぺき)と呼ばれるほど蘭学に傾倒し、藩学に蘭学(オランダを通して伝わった西洋の学問)を積極的に取り入れ、全国でも蘭学が盛んな藩だったから。
佐倉藩の蘭医学は有名で、蘭医・佐藤泰然が天保14年(1843)に開いた蘭医学の塾兼診療所「佐倉順天堂」(後の順天堂大学)では全国各地の医学を志す者が学んでいました。
佐倉藩の蘭医学は有名で、蘭医・佐藤泰然が天保14年(1843)に開いた蘭医学の塾兼診療所「佐倉順天堂」(後の順天堂大学)では全国各地の医学を志す者が学んでいました。
佐倉チューリップフェスタ | |
開催日 | 毎年4月上旬〜下旬 |
所在地 | 千葉県佐倉市臼井田2714 |
場所 | 佐倉ふるさと広場 |
関連HP | 佐倉市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 京成佐倉駅駅から臨時バス運行。または、京成佐倉駅北口からタクシーで10分 |
ドライブで | 東関東自動車道四街道ICから約8km、または佐倉ICから約9km |
駐車場 | 500台/有料 |
問い合わせ | 佐倉市観光協会 TEL:043-486-6000 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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