日本最短の「私鉄有料特急」は、最短29分で大阪に!

泉北ライナー

私鉄有料特急の最長距離を走るのは、近畿日本鉄道の京都駅~賢島駅で、195.2kmもありますが、最短を走る有料特急も関西に。それが南海電鉄の「泉北ライナー」で、なんば駅(大阪市)〜和泉中央駅(和泉市)27.5kmを最短29分で結んでいます。泉北12000系など、4両編成で運転され、全車指定。

2025年4月から泉北高速鉄道は南海泉北線に


特急「泉北ライナー」は、2015年12月5日のダイヤ改正で新設された有料特急。
2015年は泉北ニュータウンが誕生50年という記念すべき都市で、新たな都市間輸送を担った特急として登場したもの。

泉北高速鉄道の路線、特急でしたが南海電鉄のグループ入りを経て、2025年4月1日からは南海泉北線になっています。
つまり、「泉北ライナー」は、今では大手私鉄でも最短の特急ということになります。

もともと中百舌鳥駅〜和泉中央駅間が泉北高速鉄道の路線ですが、中百舌鳥駅で南海高野線に乗り入れ、なんば駅まで直通運転が行なわれています。

停車駅は区間急行と2駅(堺東駅・深井駅)しか違わず、時間的にもさほどの差はありませんが、確実に座れることもあって平日下り11本、上り12本、土休日12往復も運転されています。
特急料金は全区間大人520円、小人260円。
座席は2+2列の回転式リクライニングシートで、フットレストとセンターアームレストを備えています。

ちなみにJRで最短の特急は、JR九州の特急「きりしま」の国分駅〜鹿児島中央駅で33.7km、最短33分となっています。
つまり、JR、私鉄を含めてこの泉北ライナーが日本最短の有料特急ということになります。

日本最短の「私鉄有料特急」は、最短29分で大阪に!
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