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大谷駅(日本一急傾斜の停留場)

大谷駅(日本一急傾斜の停留場)

滋賀県大津市にある京阪電気鉄道京津線(車道との併用区間のある軌道)の停留場が、大谷駅(おおたにえき)。標高159mは、鋼索線(ケーブルカー)も含め京阪電鉄の最高所で、しかも40‰(パーミル=1000mの区間での高度差)という傾斜は、日本一急傾斜の停留場になっています。

普通鉄道・軌道をあわせて日本一の傾斜地にある駅(停留場)

御陵駅から逢坂山(おうさかやま)を越える大谷駅〜上栄町駅の山越え区間には61‰の最大勾配があり、大谷駅でも40‰という傾斜に。
普通鉄道の駅では、明知鉄道明知線飯沼駅の33‰なので、普通鉄道・軌道をあわせても日本一ということに。
ホームに設置されているベンチをよく見ると足の部分の長さが異なっています。

明治12年8月18日、官設鉄道の京都駅〜大谷駅開通に伴い開業したという歴史ある駅で、大正元年8月15日、京阪の前身となる京津電気軌道の三条大橋停留場〜札ノ辻停留場間開通に伴い停留場が開設、さらに大正10年8月1日、東海道本線の大津駅〜京都駅間のルート変更(新逢坂山トンネル開通)によって停留場のみとなったもの。

停留所の位置も昭和7年に京津国道(国道1号)の改良工事で移設され、平成8年の駅舎新築でびわ湖浜大津寄りに71m移動しています。

大谷駅近くには、関蝉丸神社上社(せいせみまるじんじゃかみしゃ)、逢坂の関記念公園など、山城国と近江国の国境にあった東海道と東山道(後の中山道)の逢坂関(おうさかのせき)関連の史跡があり、探勝の起点となっています。

大谷駅(日本一急傾斜の停留場)
名称 大谷駅(日本一急傾斜の停留場)/おおたにえき(にほんいちきゅうけいしゃのていりゅうじょう)
所在地 滋賀県大津市大谷町23-5
関連HP 京阪電気鉄道公式ホームページ
ドライブで 名神高速道路京都東IC、大津ICから約3km
問い合わせ 京阪電車お客様センター TEL:06-6945-4560
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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