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旧伴家住宅

旧伴家住宅

滋賀県近江八幡市新町3丁目、江戸時代の近江八幡の一等地、京街道と新町通りの角地に建つのが、旧伴家住宅。江戸時代後期の文政10年(1827年)〜天保11年(1840年)の十数年を費やして伴庄右衛門家本家として建てられたもので、旧伴家住宅として公開されています。

江戸時代後期築、近江商人の財力を示す商家

実は3階建てであることがよく分かるアングル

現存する建物は、豪商・伴庄右衛門の7代目となる伴庄右衛門能尹(ばんしょうううえもんよしただ)が建築したもので、2階建てすら憚(はばから)られた時代に、豪勢な3階建ての建物を造ることができたのは、近江商人の繁栄が背景にあったからにほかなりません。
正面からみると2階建てに見えますが、これは街道沿いの表向きは3階建てを隠すためで、駐車場側から眺めると3階建てであることが確認できます。

明治維新後、八幡町に譲渡し、小学校・女学校と変遷。
戦後は近江兄弟社図書館、そして近江八幡市立図書館として使用され、平成9年に図書館の移転で役目を終え、整備事業を経て平成18年4月、市立資料館の一部として公開されたもの。
1階〜3階にかけての吹き抜け、40cm角の大黒柱、2階の45畳の大広間(近江八幡でも最大)など、内部も必見の価値があります。

内部には、毎年3月に開催される『近江八幡左義長まつり』で制作される「ダシ」(その年の干支を題材に各奉納町が趣向を凝らして作り上げます)、朝鮮通信使と豪華な昼食の膳、通信使瓦人形などが展示されています。

公益財団法人八幡教育会館が所有管理するため、八幡教育会館という呼称も。
近江八幡市立資料館(郷土資料館・歴史民俗資料館・旧西川家住宅)との共通入館券も販売。

旧伴家住宅
名称 旧伴家住宅/きゅうばんけじゅうたく
所在地 滋賀県近江八幡市新町3-15
関連HP 旧伴家住宅公式ホームページ
電車・バスで JR近江八幡駅から徒歩30分、または、近江鉄道バス野ヶ崎行きで5分、小幡町資料館前下車、徒歩5分
ドライブで 名神高速道路竜王IC、蒲生スマートICから約12km
駐車場 市営小幡観光駐車場(83台/有料)
問い合わせ 旧伴家住宅 TEL:0748-32-1877/FAX:0748-32-1877
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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