【1分で解説】 金券ショップで販売する「JRの株主優待券」は、使うのが得!?

金券ショップに行くと、ホテル、映画館や遊園地などの株主優待券と並んで、JR東海、JR東日本、JR西日本などの株主優待券が並んでいます(店舗によっては品切れなども)。そもそもどれくらい割引になり、得するのか? 出先で金券ショップを見つけたら購入するのが得なのかを解説します。

「JRの株主優待券」は、見つけたら購入して使うのが得!?

そもそもJRの株主優待券って、何?

毎年3月31日の株主名簿に記録された株主に対し、その所有株式数に応じて、年1回「株主優待割引券」が発行され、毎年6月下旬頃に各株主に郵送されています。

株主は使う目的がない場合には、金券ショップに持ち込んで現金化、持ち込まれた株主優待券をマージンを載せて販売しているのです。

「株主優待割引券」には有効期間があり(発行日から翌年6月30日まで)、有効期限が近づくと安く販売される傾向にあります。

何割引きになるのでしょう?

割引率は鉄道会社によって異なり、JR東海が1枚につき1割引で最大2枚まで、JR東日本は1枚の利用限定で4割引、JR西日本が5割引きとなっています。
金券ショップでの販売額も割引率の高いJR西日本、JR東日本は高く、JR東海は安くなっています(あくまで割引率の違いからです)。

利用の制限はあるの?

運賃(乗車券)、料金(特急券、急行券、グリーン券および指定席券)それぞれに使えますが、個別に必要です。
JR東海の場合、ネット割引が大きい「エクスプレス予約」「スマートEX」には使えません。
JR西日本のインターネット予約「e5489」、JR東日本の「えきねっと」では利用可能です(駅窓口、自動券売機でのきっぷの受取が必要となります)。
旅行代理店などでは使えないので注意が必要です。

販売価格はどれくらいですか?

2025年7月7日(月)現在の、一般的な価格は、JR東日本が1枚3600円、JR東海1000円、JR西日本が5000円弱という感じです。
夏休みを前に各ショップとも少し強気の設定に。

実際に、使ったほうが得をする!?

割引率ということなので、たとえばJR東日本で利用する際には、「運賃(または特急料金)×0.4 >金券ショップの販売価格」を計算すればOKで、JR東日本の株主優待券が1枚3600円であるならば、3600÷0.4=9000で、乗車券が9000円以上なら得する計算になります。
東京〜仙台は乗車券片道1万560円なので、4割引となり6336円。
6336ー3600で、2736円得した計算に。
2枚買えば、往復で5472円とかなり得になります。

使う上での大事なことは?

ただし、近場だと損をすることもあるので、まずは事前に綿密な損益計算が必要となります。
また、各社のホームページで、寝台券など使えないもの確認も必要となります。

「JRの株主優待券」を使ってオトクな旅をお楽しみください。

【1分で解説】 金券ショップで販売する「JRの株主優待券」は、使うのが得!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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