JRの最短特急 TOP5

JRの特急列車の中で、走行距離が最も短いのは、JR九州の特急「きりしま」で、最速なら所要は33分という短い旅です。TOP5は、以下、特急「しらさぎ」、特急「あかぎ」、特急「はちおうじ」、特急「かいおう」で、通勤特急もしくは新幹線連絡という性格の特急がランクインしています。

特急「きりしま」|JR九州

区間:日豊本線・鹿児島本線/国分駅~鹿児島中央駅
走行距離:33.7km
内容:並行区間を走る高速バスに対抗するために平成7年4月20日に運転開始
宮崎県と鹿児島県県境付近に広がる霧島山が列車名の由来
編成:787系電車4両編成(大分車両センター)・ワンマン運転
グリーン車は1+2のシート配置で11席のみ(グリーン車サービスはなし)

特急「きりしま」
特急「きりしま」

特急「しらさぎ」|JR西日本

区間:北陸本線/米原駅~敦賀駅
走行距離:45.9km
内容:列車名は山中温泉の開湯伝説に登場するシラサギに由来
令和6年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸で、名古屋・米原~敦賀間に区間が短縮、そのなかで米原〜敦賀のリレー特急的な「しらさぎ」が誕生、短距離特急の2位に浮上
編成:681系、683系6両編成(多客時には9両編成)
グリーン車は1+2のシート配置

特急「しらさぎ」
特急「しらさぎ」

特急「あかぎ」|JR東日本

区間:高崎線/上野駅~鴻巣駅
走行距離:46.7km
内容:昭和57年11月15日の上越新幹線開業で、特急(新特急)に昇格
座って通勤通学をという意味で、「スワローあかぎ」という愛称があり、通勤時間帯に運転(全席指定)
乗車時刻が決まっていない場合、乗車予定の列車が満席の場合は「座席未指定券」で乗車が可能
編成:E257系の5両編成
グリーン車は連結なし

特急「あかぎ」

特急「はちおうじ」|JR東日本

区間:中央本線/東京駅~八王子駅
走行距離:47.4km
内容:ホームライナー(通勤ライナー)「中央ライナー」を、京王電鉄の「京王ライナー」に対抗して平成31年3月18日に通勤特急化(全車指定席)
東京都内のみで運行が完結、特急「おうめ」とともに、関東圏内では同じ都県内で完結する短距離特急です
乗車時刻が決まっていない場合、乗車予定の列車が満席の場合は「座席未指定券」で乗車が可能
編成:E353系電車の12両編成
グリーン車は、2列+2列の4列配置

特急「はちおうじ」
特急「はちおうじ」

特急「かいおう」|JR九州

区間:筑豊本線・篠栗線・鹿児島本線(福北ゆたか線)/博多駅~直方駅
走行距離:47.4km
内容:福北ゆたか線の電化とともに運転を開始した通勤特急
篠栗線では初の優等列車で、全駅が福岡県内にあります
直方市出身の力士「魁皇」(かいおう)に由来する列車名です
編成:787系電車6両編成
DXグリーン(デラックスグリーン)、グリーンを併結、グリーン個室は利用不可

特急「かいおう」
特急「かいおう」
JRの最短特急 TOP5
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本最長特急

走行距離&時間、日本最長特急とは!?

東京〜博多を結ぶ「のぞみ」は、営業キロ1174. 9kmで日本最長。それでも新幹線は乗車時間ではTOPの座を在来線に譲り、乗車時間における日本最長の特急は、博多~宮崎空港を結ぶ特急「にちりんシーガイア」で、昼間の特急列車としては距離(413

日本最短の特急

距離&所要時間 日本最短の特急は!?

所要時間日本最短の特急は、2024年3月16日のダイヤ改正で誕生した米原駅〜敦賀駅を走る特急「しらさぎ」53号、59号、61号、63号で乗車時間(所要)は、わずか30分。営業キロは45.9kmあり、距離的に短いのはJR九州の特急「きりしま」

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ