SLの復活は国鉄時代の山口線に「貴婦人」と呼ばれるC57が昭和54年に復活したのが始まりです。目下、日本国内でSLに乗車できるのは7ヶ所。大井川鐵道ではレトロな蒸気機関車を観光目的で、トーマスなどに大改造。人気を集めていますが、「動態保存」という観点からは議論を生んでいます。
SL冬の湿原号|JR北海道
北海道で運転されている唯一のSL

区間:釧網本線釧路駅〜標茶駅・川湯温泉駅
牽引するSL:C11-171/昭和15年7月19日、川崎車輛兵庫工場製造
内容:2000年に運転を開始、ひがし北海道の冬の風物ともなっているSL。
利用方法:全車指定ですが乗車券+座席指定券で乗車が可能です。
2・3・4号車はダルマストーブを設置した「ストーブカー」で、ノスタルジックな旅を演出。
指定席券を購入すれば「青春18きっぷ」でも利用可能。
冬期のみ不定期に運転。
SLばんえつ物語|JR東日本
「走る貴婦人」が磐越西線を走行

区間:磐越西線新津駅〜会津若松駅
牽引するSL:C57-180/昭和21年8月、三菱重工業三原製作所製造
内容:1999年4月29日、磐越西線で復活を遂げたSL。
1号車は「オコジョ展望車両」、2・3・5・6号車は普通車指定席、4号車は展望車、5号車は売店、7号車がグリーン車指定席(グリーン車専用パノラマ展望室があります)になっています。
利用方法:全車指定ですが乗車券+座席指定券で乗車が可能です(グリーン車は指定席グリーン券が必要)。
春〜秋の季節運転で、冬期は運休。
SLぐんま|JR東日本
「デゴイチ」、「シロクイチ」が活躍

区間:上越線高崎駅〜水上駅、信越本線高崎駅〜横川駅、両毛線高崎駅~桐生駅
牽引するSL:D51-498/昭和15年11月24日、鉄道省鷹取工場製造
C61-20/昭和24年8月1日、三菱重工業三原製作所製造
内容:高崎支社に所属する旧型客車、12系客車を「デゴイチ」、「シロクイチ」が牽引
水上駅に隣接するSL広場にはSLを方向転換させる転車台を設置
利用方法:全車指定ですが乗車券+座席指定券で乗車が可能です。
春〜秋の季節運転で、冬期は運休。
SL大樹・SL大樹ふたら|東武鉄道
C11を3両動態保存、東武の本気度が伝わります

区間:下今市駅〜東武日光駅、下今市駅〜鬼怒川温泉駅
牽引するSL:C11-207/昭和16年、日立製作所笠戸工場製造
(過去には「SLニセコ号」や「SL冬の湿原号」を牽引)
C11-325/昭和21年、日本車輌製造熱田工場製造
(真岡鐵道の「SLもおか」が転身)
C11-123/昭和22年、日本車輌製造製造(江若鉄道が発注、私鉄が発注した唯一の動態保存のSL)
内容:12系客車3両で、開放型の展望デッキを備え付けて旅のムードを盛り上げます。
利用方法:乗車券のほかに座席指定券が必要。
運転当日の出庫点検の際に異常が確認された場合には、SL大樹は「運休」もしくは「DL大樹での代替運転」となります。
SLパレオエクスプレス|秩父鉄道
「シゴハチ」がレトロ車両を牽引して秩父路を走る

区間:熊谷駅〜三峰口駅
牽引するSL:C58-363/昭和19年2月19日、川崎車輛製造
内容:レトロな客車を牽引して荒川沿いを走行。
客車は4両編成で指定席は1両のみです。
三峰口駅の転車台を公開。
利用方法:乗車券のほかにSL指定券、SL自由席券が必要。
3月〜12月の土日祝日を中心に運行
異常の確認で、SLからEL(電気機関車)に変更になる場合があります。
きかんしゃパーシー号|大井川鐵道
「トーマス」の大親友「パーシー」が仲間入り!
区間:新金谷駅〜家山駅・川根温泉笹間渡駅
牽引するSL:C10-8/昭和5年、川崎車両製造(国内最古の蒸気機関車C10形を大幅に改造)
内容:令和8年春頃に「きかんしゃトーマス号」に先駆けて「きかんしゃパーシー号」の運行を予定。
利用方法:全車座席指定なので乗車券のほかに指定席券が必要です。
SLやまぐち号|JR西日本
SL復活のルーツで、「貴婦人」と「デゴイチ」が走行

区間:山口線新山口駅〜津和野駅
牽引するSL:C57-1/昭和12年3月22日、川崎車輛製造
D51-200/昭和13年9月30日、鉄道省浜松工場製造
内容:国鉄時代の昭和54年に復活したSLの運転という「SL復活ルーツの区間」。
利用方法:乗車券の他に座席指定券またはグリーン券が必要です。
| 今や希少なSL どこに行けば乗車できる!? 全7ヶ所|2026年版 | |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |










