飯沼駅

岐阜県中津川市飯沼にある明知鉄道明知線の駅が、飯沼駅（いいぬまえき）。鉄道ファンには有名な、普通鉄道として日本で最も勾配が急な場所にある駅で、33‰（パーミル＝1kmで33mの高低差）という基準値の6倍という急勾配の場所に設置されています。

特例で急勾配に設置が認められた駅

明知線は前身の国鉄が昭和9年に全通させた路線ですが、飯沼駅は、明知線が3セク（明知鉄道）になった後、平成3年10月28日、に開業した比較的に新しい駅。
鉄道に関する技術上の基準を定める省令では、5‰が駅設置上の最大傾斜ですが、住民の要望を反映しての新駅設置のため、運輸省の担当者立ち会いのもとで安全性確認テストを繰り返し、特例で設置が認められた駅です。

路面電車などの軌道を含めると京阪京津線・大谷駅（おおたにえき）が40‰の傾斜で、日本一（平成8年11月16日に停留場を移設して日本一に）。