平成2年に廃線となったJR大社線(明治45年開業・出雲市〜大社間7.5km)。出雲大社の大祭に遣わされる皇室の勅使をもてなすための貴賓室を有する旧JR大社駅は、その建築学的な価値から廃業時のままの状態で保存されています。現存する建物は手狭になった開業時の駅舎に代わって大正3年に建てられたレトロなもので国の重要文化財。
廃線となったJR大社線の大社駅を往時のままに保存
駅舎だけでなくホームも当時のままに残され、改札口も臨時改札、団体出口など往時のまま。
駅名標も国鉄時代の電照型のものが下がり鉄道ファンの注目を浴びています。
昭和26年〜昭和36年の間、東京〜大社に直通急行「出雲」が運転され、その後も急行「大社」、「だいせん」などがあったため、島式・相対式ホームも長いのが特徴。
駅舎は、神戸鉄道管理局技手・丹羽三雄の設計。
「日本の建築200選」に選定。
モダンな西洋建築である一畑電車出雲大社前駅とともに「近代化産業遺産群 続33」(大衆観光旅行)にも認定されています。
旧大社駅 | |
名称 | 旧大社駅/きゅうたいしゃえき |
所在地 | 島根県出雲市大社町北荒木 |
関連HP | 出雲観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩15分 |
ドライブで | 松江自動車道出雲ICから約8km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 出雲観光協会 TEL:0853-53-2112 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
取材協力/島根県観光振興課
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