島根半島最西端の日御碕(ひのみさき)先端に建つのが出雲日御碕灯台。明治36年、日清戦争直後の海運振興のために全国に建てられた大型灯台のひとつで、国の重要文化財。灯塔の高さ43.65mは日本一というノッポな灯台です。Aランクの保存灯台、「日本の灯台50選」、「歴史的灯台世界100選」にも選ばれている貴重な灯台。
日御碕の先端に建つ明治36年築のレトロな大型灯台
明治36年4月1日に初点灯、国の重要文化財に指定されています。
塔高(地上〜塔頂)43.65m、灯火標高(平均海面〜灯火部分)63.30mで、光達距離は21海里(39km)。
地震に耐えるために外壁が石造、内壁がレンガという2重構造になっており、明治時代に導入された石造建築の技術と、日本古来の築城技術などを併用した灯台建築の傑作。
犬吠埼灯台、観音埼灯台、清水灯台、経ヶ岬灯台、友ヶ島灯台、角島灯台、室戸岬灯台とともに「近代化産業遺産群 続33」(灯台)にも認定されています。
参観灯台で、内部も見学できるのでぜひ灯火部分まで上ってみましょう。
日御碕一帯は大山隠岐国立公園に指定される日没の名所。
灯台入口には「灯台資料展示室」(入場無料)も併設。
灯台はゴールデンウィークや夏休みにはライトアップも実施。
歴史的灯台世界100選
日本の灯台で、国際航路標識協会が選定した「歴史的灯台世界100選」には、千葉県銚子市の犬吠埼灯台、静岡県下田港沖にある神子元島灯台、島根県松江市の美保関灯台、新潟県佐渡市の姫埼灯台、島根県出雲市の出雲日御碕灯台の5基が選ばれている。
島根県は2つも選ばれており、島根半島東端で日の出の名所の美保関灯台、西端で日没スポットの出雲日御碕灯台をぜひ朝夕に訪れることをおすすめします。
出雲日御碕灯台 | |
名称 | 出雲日御碕灯台/いずもひのみさきとうだい |
所在地 | 島根県出雲市大社町日御碕 |
関連HP | 出雲観光協会公式ホームページ 燈光会ホームページ |
電車・バスで | JR出雲市駅から一畑バス日御碕行きで45分、終点下車 |
ドライブで | 松江自動車道出雲ICから約18km、宍道ICから約33kmで日御碕駐車場 |
駐車場 | 日御碕駐車場(240台/無料) |
問い合わせ | 燈光会出雲日御碕支所 TEL:0853-54-5341 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
取材協力/島根県観光振興課
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