島根県大田市、世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録された石見銀山の大森ゾーン、大森代官所跡近くにある大森銀山地区最大の商家建築が熊谷家住宅。現存する建物は寛政12年(1800年)の寛政の大火後の再建で、部屋数が34もある総漆喰(そうしっくい)の建物。建物は国の重要文化財に指定。
石見銀山の最も有力な商家で世界遺産にも登録
酒造業、両替商などを営みながら、代官所に納める年貢銀を秤量・検査する掛屋(かけや)、幕府直轄領である石見銀山御料の支配を担う郷宿(ごうやど)、代官所の御用達を務め、当主は代々大森町町年寄(おおもりまちまちどしより)に就任していました。
明治5年に大森町で最初の郵便局も熊谷家によって開設されたものです。
主屋と5棟の土蔵は5年かけて保存修理され、明治初年の姿に復原、一般公開されています。
重要文化財熊谷家住宅として世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産にもなっています。
一帯は大田市大森銀山伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
熊谷家住宅 | |
名称 | 熊谷家住宅/くまがいけじゅうたく |
所在地 | 島根県大田市大森町ハ63 |
関連HP | 熊谷家住宅公式ホームページ |
電車・バスで | JR大田市駅から石見交通バス川本線(世界遺産センター行き・大森行き)で26分、大森代官所跡下車、徒歩2分 |
ドライブで | 山陰自動車道(仁摩温泉津道路)仁摩・石見銀山ICから約7.8kmで世界遺産センター |
駐車場 | 交通規制のため世界遺産センター駐車場(石見銀山駐車場400台/無料)を利用し、路線バスで大森バス停へ |
問い合わせ | 熊谷家住宅 TEL:0854-89-9003 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag