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薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞

薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞

大田市温泉津伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定される温泉津(ゆのつ)。レトロな温泉街で、ひときわ目立つ大正8年に建てられた木造洋館の共同湯を再生したカフェが薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞。脱衣場だったスペースを改装し内藤家伝来のイギリス家具などの調度品を配し、お洒落なアンティーク喫茶のような雰囲気に。

温泉津のレトロカフェでのんびり

入口を入り、向かって右側のギャラリーはかつての女湯。
左側の重厚な家具調度品が並ぶ震湯カフェ内蔵丞は、男湯の脱衣所。
階段や天井なども目を見張る精密な彫刻や設えとなっているのでお見逃しなく。

本格的なエスプレッソコーヒーのほか、温泉マークが入った温泉カプチーノ、オリジナルの「クコの実と蜂蜜のシフォンケーキ」、「雑穀プディン」、内藤家に口伝で伝わる「温泉津の奉行飯」(奉行だった内藤家に伝わった汁掛けご飯、季節の野菜を温泉津の温泉水で蒸籠蒸し、温泉卵)などが味わえます。
ちなみに内蔵丞という名は、内藤家の初代、内藤内蔵丞(ないとうくらのじょう)に由来。
内藤内蔵丞は、元亀元年(1570年)5月18日、毛利元就(もうりもとなり)の命で温泉津・沖泊の高台に鵜の丸城を築き、奉行となりました。
以来、内藤家は土着し、北前船で繁栄した近世以降には廻船問屋、酒造業、郵便局も営んだのです。

現在は、隣接の薬師湯と、薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞、そして1日1組限定で宿泊できる「温泉津庵」を経営。
当主の内藤陽子さんは、地域活性にも尽力。
ヘルスツーリズムにも精通し、そのセンスと学びの姿勢が隅々まで活かされています。

薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞
名称 薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞/やくしゆきゅうかん・しんゆかふぇくらのじょう
所在地 島根県大田市温泉津町温泉津ロ7-1
関連HP 薬師湯旧館・震湯カフェ内蔵丞公式ホームページ
電車・バスで JR温泉津駅から徒歩20分、またはJR温泉津駅から大田市営バス温泉津温泉行き8分、元湯温泉前下車
ドライブで 山陰自動車道(仁摩温泉津道路)温泉津ICから約2.8km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 震湯カフェ内蔵丞 TEL:0855-65-4126
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

薬師湯

温泉のある津(港)というのが地名の由来の島根県大田市にあるレトロな温泉地、温泉津(ゆのつ)。2ヶ所の共同湯のひとつ薬師湯は、明治5年の浜田大地震の地殻変動で湧出。震湯、あるいは内藤家の湯ということで、藤乃湯とも呼ばれていました。建物のすぐ後

温泉津温泉元湯

「温泉のある津(港)」という地名の通りに北前船で栄えた温泉津(ゆのつ/島根県太田市)は、開湯1300年を誇る古湯の町。世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産でもある温泉町の共同湯は、元湯と薬師湯の2ヶ所。なかでも元湯は泉薬湯

大田市温泉津伝統的建造物群保存地区

江戸時代には銀山奉行支配の幕府直轄領となり、17世紀初めまでは石見銀の積み出し港として繁栄した島根県大田市の温泉津(ゆのつ)。平成19年7月に世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産。銀山衰退後は北前船の出入りする港として、さ

 

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