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そば・うどん店密度(人口比)1位の県は、やはり「うどん県」! TOP10を紹介 

令和5年に公表された総務省統計局の「令和3年経済センサス‐活動調査」と令和2年国勢調査のデータによれば、人口1000人あたりの「そば・うどん店の数」にTOPは、「うどん県」を自負する香川県。上位にはそば・うどんが名物の県がズラリと並びますが、なぜか愛知県は27位に甘んじています。

香川県では知事の名刺に「うどん県」と刷られている

讃岐うどんの「延し」

人口1000人あたりの事業所数(そば・うどん店の数)では、讃岐うどんで名高い香川県がダントツの首位。
「うどん県」をキャッチフレーズにするだけあって、シンプルな「かけうどん」から人気の「釜玉うどん」、甘いお肉がクセになる「肉うどん」、さらには充実のサイドメニューが人気の香川県です。

讃岐うどんをテーマにした平成18年の映画『UDON』(主演・ユースケ・サンタマリア)の公開などもあり、讃岐うどんは一躍全国区に。

小渕官房長官が行なった、新元号「平成」の発表記者会見を参考に、平成23年10月、香川県出身の俳優、要潤(かなめじゅん)が副知事役に扮して、県名を「うどん県」に改名するという架空の記者発表も行なわれています。
本物の県知事や職員の名刺に「うどん県」と表示したり、フェリーやバスの行先表示が「うどん県」と表示されたりするなど、PRにも力がこもっていますが、実際に「名店といわれる讃岐うどんの店も100店以上ある」からこそ成り立つ企画といえるでしょう。
香川県の知名度、観光意欲、食事が美味しいイメージなども「うどん県。それだけじゃない香川県」のPRでかなりアップしているのです。

そば・うどん店密度(人口比)2位の山梨県は、「ほうとう」で有名ですが、「吉田のうどん」で知られる富士吉田市を抱え、さらに天目山栖雲寺(せいうんじ/甲州市)はそば切り発祥の地ともいわれ、そばも有名です。

3位の長野県は「信州そば」で、役場近くには必ずそば店があるという土地柄です。
4位の群馬県は「水沢うどん」、「おきりこみ」(小麦で作った幅広麺を、野菜やきのこなどとともに煮込む麺料理)で知られていますが、火山灰土でそば畑もあり、そばの名店も多い土地柄です。

「耳うどん」の栃木県は、そばの産地でもあり5位にランクイン。

TOP10入りの山形県(「そば街道」で有名)、福井県(日本一の在来種そばの地で、越前そばで有名)、茨城県(「常陸秋そば」)は有名なそばの産地。

8位の徳島県は香川県に隣接する県で、うどんはソウルフード。
「たらいうどん」が名物です。

きしめん、味噌煮込みうどんの愛知県は、1000人あたり0.166で、意外にも27位に沈んでいます。
うどん店が多いイメージですが、人口比ではさほどではないということに。

戸隠高原に咲くソバの花

そば・うどん店密度(人口比) TOP10

順位都道府県名そば・うどん店密度
(人口1000人あたり)
そば・うどん店数
1位香川県0.504479
2位山梨県0.431349
3位長野県0.377772
4位群馬県0.371719
5位栃木県0.354685
6位山形県0.344367
7位福井県0.297228
8位徳島県0.271195
9位茨城県0.261749
10位東京都0.2593634
そば・うどん店密度(人口比)1位の県は、やはり「うどん県」! TOP10を紹介 
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