【全国話題の御当地ソフト】 嫁入りおいりソフト｜香川県

「うどん県」を自称する香川県ですが、実は「ソフトクリーム王国かがわ」もPRするように、多種多様なソフトが県内各地に用意されています。そのなかで、香川県を代表するソフトクリームが、「おいりソフト」。トッピングされた「おいり」は、香川県西部に伝わる結婚の引き出物で、縁起のいい餅菓子です。

縁起のいい「おいり」をソフトクリームにトッピング

香川（西讃岐）の伝統菓子が「おいり」で、口に入れるとフワッととけてしまう餅菓子のこと。
結婚の儀では欠かせない嫁入り菓子で、嫁入り、そして煎って作ることなどから「おいり」と称されるようになったのだとか。
鳥取県にも「おいり」はありますが、形状が雷おこしのようで、香川の丸型とは大いに異なります。

もともとは結婚式の引き出物として欠かせないもので、「おいりがきれいだと花嫁さんもきれい」などとまでいわれ、「おいり」には強いこだわりがあるのです。

サクッとした歯触り、割れにくいけれどもフワッとした口どけ感、パステルな色味、和三盆を使った上品な甘みと、老舗和菓子店の「おいり」には、それぞれのこだわりが秘められています。

現在では縁起物の和菓子、さらにはソフトクリームのトッピングとして有名に。
ソフトクリームのトッピングは、その食感、見た目の雰囲気などを楽しむもので、「嫁入りおいりソフト」として一躍人気に。
金刀比羅宮など、丸亀市以西の香川県内を旅する際にはぜひお試しを。