帝釈峡
広島県庄原市・神石郡神石高原町、広島県北東部、帝釈川(たいしゃくがわ)中流の南北20kmにわたる大峡谷が、帝釈峡(たいしゃくきょう)。石灰岩質のカルスト台地が浸食されて造られたもので、深さは200m以上におよび、国の名勝…
広島県庄原市・神石郡神石高原町、広島県北東部、帝釈川(たいしゃくがわ)中流の南北20kmにわたる大峡谷が、帝釈峡(たいしゃくきょう)。石灰岩質のカルスト台地が浸食されて造られたもので、深さは200m以上におよび、国の名勝…
京都府京都市右京区御室双岡町、京都市街を一望にする卓越した展望地として、昭和16年に国の名勝に指定されるのが、雙ヶ岡(ならびがおか)。北から一の丘、二の丘、三の丘と3つの丘が順に並び、最北の一の丘が最高点で標高115.8…
沖縄県石垣市、石垣島にある黒真珠の養殖地としても知られる湾が、川平湾(かびらわん)。「川平湾及び於茂登岳(おもとだけ)」として国の名勝に指定される石垣島北西部の景勝地。岡本太郎も「いかなる画人のいかなる詩情をもってしても…
鹿児島県南九州市知覧町、島津藩政時代に113ヶ所築いた外城(とじょう)の一つ知覧の武家屋敷群(南九州市知覧伝統的建造物群保存地区)には「知覧麓庭園」として国の名勝に指定される7つの庭園があります。そのひとつが、平山亮一氏…
鹿児島県南九州市知覧町、島津藩政時代に113ヶ所築いた外城(とじょう)の一つ知覧の武家屋敷群(南九州市知覧伝統的建造物群保存地区)には「知覧麓庭園」として国の名勝に指定される7つの庭園があります。そのひとつが、西郷恵一郎…
大阪府富田林市の南東、嶽山(だけやま)中腹にたたずむ真言宗の古刹が、龍泉寺。寺伝によれば、595年(推古天皇2年)、薬師如来を本尊として蘇我馬子が創建したと伝えられ、弘仁14年(823年)、空海(弘法大師)が祈祷を唱え、…
山形県羽黒町、羽黒山の麓にある曹洞宗の名刹が、玉川寺(ぎょくせんじ)。建長3年(1251年)開山の禅寺で(開山時は善見山玉泉寺)、玉川寺庭園は国の名勝になっています。開山の了然法明は、朝鮮高麗国の生まれ、中国(南宋)の径…
東京都中野区松が丘1丁目にある区立公園が、哲学堂公園(てつがくどうこうえん)。哲学館(現・東洋大学)を創立した井上円了(いのうええんりょう)が明治37年、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設したのが始ま…
兵庫県赤穂市にある赤穂藩(加里屋藩)の藩庁が置かれた赤穂城。日本100名城に選定されているものの、建築物は現存していません。現存する本丸庭園と、二の丸庭園は、旧赤穂城庭園として国の名勝になっています。天守台石垣横に池泉の…
奈良県奈良市にある国の名勝に指定される池泉回遊式庭園が、依水園(いすいえん)。「二、三度見せてもらいに行った事がある。この辺では第一の庭だった」と志賀直哉も随筆で絶賛する名園。江戸時代作庭の前園、明治時代の後園、寧楽美術…
福生市の平和橋から杉並区・浅間橋までの24kmにも続く都立公園が、玉川上水緑道。そのうち、小金井市を流れる部分は、小金井の桜(「小金井サクラ」)として国の名勝に指定される部分。もともとは8代将軍・徳川吉宗の命で大岡忠相が…
千葉県野田市上花輪にある江戸時代、上花輪村(現・野田市上花輪)の名主・高梨兵左衛門の屋敷と庭園を再生したミュージアムが上花輪歴史館。高梨家は、17世紀から醤油醸造にも携わってきた名家で、庭園は、高梨氏庭園として昭和の作庭…
福岡県飯塚市幸袋にある「筑豊の炭鉱王」伊藤伝右衛門の旧宅が旧伊藤伝右衛門邸。伊藤伝右衛門が歌人・柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん=大正天皇の従妹で大正三美人のひとり)が過ごした邸宅で、建物は国の重要文化財、庭園は国の名勝、…
福岡県柳川市、城内地区の西端に旧柳川藩士の隠宅として建てられた武家屋敷が旧戸島家住宅。柳川藩で中老職の要職に就いていた吉田兼儔(よしだかねとも)が隠居後の住処として建てた葦葺き2階建ての建物で、後に藩主の立花家に茶室とし…
静岡県静岡市駿河区丸子にある臨済宗妙心寺派の寺、吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)。今川氏に仕えた連歌師・宗長(そうちょう)ゆかりの寺で、東海道鞠子宿(まりこしゅく)から見上げる丸子富士を巧みに取り入れた借景式の庭園は…
長崎県佐世保市小佐々町にある「大悲観」という字が彫られた高さ20mの大砂岩がシンボルの公園が大悲観公園。天保年間(1831年〜1845年)に平戸藩10代藩主・松浦熈(まつらひろむ)が選んだ奇観「平戸領地方八竒勝」(ひらど…
藩政時代、豊後森藩の陣屋が置かれたのが、大分県玖珠郡玖珠町森の三島公園。豊後国森藩の8代藩主、久留島通嘉(くるしまみちひろ)が、6年の歳月と巨費を投じて築造させた久留島陣屋跡。三島公園として整備された園内には、旧久留島氏…
沖縄県宮古島市、下地島(しもじしま)の西岸にある池が通り池。大小2つの円形の池で海側の池は洞窟で海と通じています。さらに2つの池は地下で繋がっているという特殊な構造が通り池の名の由来。海岸にある鍾乳洞が波の侵食で大きくな…