2024年7月6日(土)~7月14日(日)、山形県天童市で『第37回おくのほそ道天童紅花まつり』が開催されます。天童温泉から車で10分ほど、上貫津(かみぬくづ)の紅花畑を会場に、紅花の見頃に行なわれるイベントです。俳聖・松尾芭蕉も『奥の細道』途中、天童で紅花を詠んでいます。7アール、7万本の紅花が観賞可能。
芭蕉も眺めた天童周辺の紅花畑
俳句大会、紅花リップクリーム作り体験、紅花染め・紅花すり染め体験、紅花ミニリース作り体験、写真コンテスト、紅花の種プレゼントなどを開催。
松尾芭蕉は、元禄2年5月17日(1689年7月13日)に尾花沢の鈴木清風宅(清風は紅花の流通を生業としていました)を訪れ、「まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉の花」と詠み、さらに山寺に向かう途中「行く末は誰が肌ふれん紅の花」(『奥の細道』には未収録)と詠んでいます。
当時、紅花は最上川と北前船の舟運を使って京へと運ばれ、紅になったのです。
現・天童市にも寺津(てらづ)という川湊があり、立石寺(山寺)への拠点にもなっていました。
現在の河北橋(かほくばし)北側の自然堤防上にある現・河北町谷地地区には、広大な紅花の畑が広がっていました。
芭蕉の詠んだ紅花の句のうち、「行く末は誰が肌ふれん紅の花」は、尾花沢から山寺への移動途中ということから、天童あたりとも推測できるので、天童市では『おくのほそ道 天童紅花まつり』と、芭蕉ゆかりの紅花をPRしているのです。
第37回おくのほそ道 天童紅花まつり|天童市|2024 | |
開催日時 | 2024年7月6日(土)~7月14日(日) |
所在地 | 山形県天童市貫津88 |
場所 | 上貫津紅花畑 |
関連HP | 天童市公式ホームページ |
ドライブで | 東北中央自動車道天童ICから約7km |
駐車場 | じゃがらむら天友庵周辺の駐車場を利用 |
問い合わせ | おくのほそ道天童紅花まつり実行委員会事務局 TEL:023-654-1111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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