刈谷万燈祭|刈谷市|2023

刈谷万燈祭

2023年7月29日(土)~7月30日(日)、愛知県刈谷市で『刈谷万燈祭』が行なわれます。200年以上の歴史を誇る秋葉社の祭礼。若者が武者人形を形どった「万燈」を担ぎ、笛と太鼓の囃子に合わせて舞う勇壮な祭で、初日を「新楽」、2日目を「本楽」といい、「新楽」では若者たちが「万燈」を担いで市内を練り歩きます。

安永7年(1778年)に始まった歴史ある祭礼

刈谷万燈祭

『刈谷町庄屋留帳』によれば、安永7年(1778年)の秋葉社祭礼に笛や太鼓にあわせて万燈が登場したとの記述があり、少なくとも安永年間には万燈が行なわれていたことがわかっているのです。

初日土曜の「新楽」では氏子町7町(銀座、司町、新栄町、寺横町、東陽町、広小路、広小路五組)に加え、市内の企業や地区の万燈も参加し盛大に行なわれ、十数基の大万燈と多数の子ども万燈が市内を練り歩きます。
日曜の「本楽」では氏子7町の万燈が秋葉社の境内で舞を奉納。

「万燈」は、竹と和紙で作られた張子人形を色鮮やかに彩色したもの。
多くは『鬼若丸・鯉退治』、『源頼光・土蜘蛛退治』、『布引の滝・悪源太打難波』、『一の谷の合戦、鵯越えの逆落とし』、『日本武尊・草薙の剣』などなど歌舞伎絵や武者をかたどり、各町とも毎年1基の新作大万燈を製作しています。

秋葉社と万燈祭

秋葉社は、宝暦6年(1756年)、遠州(静岡県)の秋葉山(秋葉権現社・秋葉寺)から火伏せの秋葉三尺坊大権現を勧請して秋葉堂を創建(江戸時代までは神仏習合)。
創建の翌年に創始したのが万燈祭。
当初の例祭では堤燈に神楽奉納でしたが、例祭日を6月23日〜6月24日(旧暦)に改めた安永7年(1778年)に各町組ごとの出し物に笛や太鼓で拍子をとるスタイルに代わり、初めて万燈が登場しています。
秋葉社が松秀寺の境内にあるのも神仏習合時代(明治初年の神仏分離以前)の名残。

刈谷万燈祭|刈谷市|2023
開催日時 2023年7月29日(土)16:30~22:00、7月30日(日)16:50~22:00
所在地 愛知県刈谷市銀座2-101
場所 秋葉社
関連HP 刈谷市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄三河線刈谷市駅から徒歩5分。JR刈谷駅から徒歩10分
駐車場 市営御幸駐車場、市営寺横駐車場、亀城公園駐車場、刈谷市役所駐車場など
問い合わせ 刈谷市観光協会 TEL:0566-23-4100
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
秋葉神社(刈谷市)

秋葉神社(刈谷市)

愛知県刈谷市にある宝暦6年(1756年)、松秀寺(曹洞宗)の境内に秋葉山から火伏せの神様・秋葉三尺坊大権現を勧請して創建したのが秋葉神社(創建当時は秋葉堂)。創建の翌年に創始したのが有名な『万燈祭』(まんどまつり)ですが、火防せ目的ではなく

 

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