東京都新島村、島の東岸、南北6.5kmに渡って続く美しい白砂の羽伏浦海岸の南端、大峯(300.8m)直下にある高さ250mもの断崖(海食崖)が白ママ断崖。ママは、間々下海岸(新島西岸)と同じで、崖を意味する古語。白い断崖は、新島南部の向山(むかいやま)の火山活動で生まれた白ママ層に由来。
伊豆七島最大の白ママ層の露頭
白ママ層は、新島の白ママ断崖を筆頭に、神津島天上山、多幸浜、前浜、沢尻浜(沢尻湾)、長浜、式根島の一部に見られます。
30m〜50mほどの断崖が多いので、最大250mという新島の白ママ断崖はその筆頭。
この不思議な白ママ層、地質学的には、海底火山だった時代に、流紋岩の降下火山灰が海底に堆積して生じたもの、もしくは流紋岩が水によって浸食、粉砕されて海底に堆積したものだと推測されています。
新島の白ママ断崖は、海岸沿いに歩けばかなり接近して見上げることもできますが(浜を歩く場合は波にさらわれる危険があります)、羽伏浦海岸から遠望するのが無難です。
白ママ断崖 | |
名称 | 白ママ断崖/しろままだんがい |
所在地 | 東京都新島村羽伏浦 |
電車・バスで | 新島港から徒歩45分、または新島空港からタクシーで5分、新島港からタクシーで8分で羽伏浦海岸 |
ドライブで | 新島港から約3.8kmで羽伏浦海岸 |
駐車場 | 羽伏浦海岸駐車場(30台/無料)を利用 |
問い合わせ | 新島観光協会 TEL:04992-5-0001/FAX:04992-5-0946 |
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