羽伏浦海岸

羽伏浦海岸

東京都新島村、南北に細長い新島の東海岸の大部分を占めるのが羽伏浦海岸(はぶしうらかいがん)。伊豆七島屈指の美しい海岸で、真っ白な砂浜が南北に6.5kmにもわたって続いています。この白砂は、火山島・新島特産のコーガ石(抗火石)が粉になったもので、他のビーチにはない白さが自慢です。

美しい白砂の続く海岸はサーフィンで有名

羽伏浦海岸に押し寄せるビッグウエーブは有名で、サーフィンのメッカとしても知られています。
そのため四季を問わずサーファーが姿を見せますが、海岸中央には白亜のメインゲートがあり、夏期はここにライフガードが常駐。
ファミリーで泳ぐなら、羽伏浦海岸よりも船客待合所に、屋外シャワーやトイレ・売店が整備される黒根海岸、海岸が広く、波穏やかな前浜海岸がおすすめです。

令和元年の台風19号で羽伏浦海岸線道路が崩落するなど被害が発生し、今後も崩落の危険があるので、注意が必要。

羽伏浦海岸の南側に白ママ断層、北側の羽伏浦漁港近くに羽伏浦展望台があります(東京都道211号若郷新島港線は、平成新島トンネルで抜けてしまうので、旧道の新島本道の利用を)。

調布飛行場と新島空港を結ぶ新中央航空の機内からなら、離発着時に羽伏浦海岸の絶景、海の青さを俯瞰的に眺めることができます。

海底火山がもたらした美しいビーチ

羽伏浦海岸

新島は、海底火山の噴火によってできた火山島で、宮塚山(432m)、阿土山(あっちやま/202m)、南部の向山(むかいやま/大峯、石山、丹後山などがあります)などは溶岩ドーム群で、島の中央部は、9世紀の噴火による火砕物でできた台地(向山で発生した9世紀以降の噴火の記録はありません)。

向山の石山では、世界的にも珍しいコーガ石(抗火石)が採掘されていますが、火山活動によって誕生した流紋岩です。
これが砕けると、流紋岩質白色火山灰となり、美しい白砂のビーチを生み出すのです。

羽伏浦海岸
名称 羽伏浦海岸/はぶしうらかいがん
所在地 東京都新島村桧山
関連HP 新島観光協会公式ホームページ
電車・バスで 新島港から徒歩45分、または新島空港からタクシーで5分、新島港からタクシーで8分
ドライブで 新島港から約3.8km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 新島観光協会 TEL:04992-5-0001/FAX:04992-5-0946
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
羽伏浦展望台

羽伏浦展望台

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