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十三社神社

十三社神社

東京都新島村、新島の本村に鎮座する古社が十三社神社(じゅうさんしゃじんじゃ)。宮塚山の岩肌を背にして建つ十三社神社は、伊豆諸島で最大規模の境内、神域を誇り、新島の鎮守社になっています。近くには、新島村博物館、原町の井戸(まいまいず井戸)、流人墓地、長栄寺などがあり、史跡探勝が可能です。

伊豆諸島で最大規模の神域を誇る古社

十三社神社の創建は定かではありませんが、伊豆諸島開拓の祖神・大三皇子明神(だいさんおうじみょうじん=多祁美加々命・たけみかかのみこと) が、父である事代主神(ことしろぬしのかみ)の志を引き継ぎ、同族の12神とともに新島を伊豆諸島平定の拠点にしたと伝えられ、社伝によれば、創建は6世紀末という古社です。

祀られるのは、事代主命を主祭神に、大三王子明神(だいさんおうじみょうじん)、弟三王子明神(だいさんおうじみょうじん)、御蔵沢明神(みくらざわだいみょうじん)、泊御途口大后明神(みとのくちおおきさきみょうじん)、野伏若御子明神(のぶしわかみこみょうじん)、早嶋太前御前明神(はやしまふとまえごぜんみょうじん)、若郷宮造明神(わかごうみやつくりみょうじん)、淡井姫后明神(あわいひめこうみょうじん)、冨蔵根后明神(とみくらねこうみょうじん)、鵜渡根后明神(うどねこうみょうじん)、鉈折御子明神(なたおれみこみょうじん)、瀬戸明神(せとみょうじん)の13柱で、それが社名の由来にもなっています。
慶安2年(1649)に現社地に遷座。
現存する本殿は昭和8年、拝殿は15年の再建。

例大祭は12月8日に斎行。
奉納される神事『神楽』、『獅子木遣り』(木遣りを音頭に雄・雌2頭の百足獅子を5人1組で舞う)は「新島の神楽」として東京都の無形文化財に指定されています。

十三社神社
名称 十三社神社/じゅうさんしゃじんじゃ
所在地 東京都新島村本村2-6-13
関連HP 新島観光協会公式ホームページ
電車・バスで 新島港から徒歩30分
ドライブで 新島港から約2.5km
問い合わせ 新島観光協会 TEL:04992-5-0001/FAX:04992-5-0946
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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