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東京大学農学資料館

東京大学農学資料館

京都文京区弥生1丁目、東京大学の本郷キャンパス(安田講堂、三四郎池)の北にある農学部キャンパス(弥生キャンパス)、正門を入ったすぐ右に建つのが、東京大学農学資料館。東大・農学生命科学研究科所蔵の貴重な資料を収蔵していますが、忠犬ハチ公の資料、飼い主である上野英三郎博士の胸像なども展示。

北村西望の作・上野英三郎博士胸像も展示

農学部(弥生キャンパス)の正門横にあります

樹齢推定1600年という屋久杉巨樹の円板標本、鎌倉末期の国産牛の図説『国牛十図』(写本の複製)のほか、ハチ公の資料や、ハチ公の臓器(肝臓、心臓、肺、脾臓/獣医病理学研究室所蔵)なども展示されています。
ハチ公の死因はフィラリアとされていましたが、平成23年、東大の研究チームによって癌を患っていて死因の一つだったことがわかっています。

上野英三郎博士は、明治33年8月に東京帝国大学農科大学講師、明治35年3月に農科大学助教授、そして明治44年11月に東京帝国大学農科大学教授に就任。
大の犬好きで、秋田に赴任した教え子に、贈り物は何がいいかと尋ねられ、秋田県の子犬を要望した結果、ハチが上野博士に贈られたのです。
東京帝国大学人事録には「ウエノヒデサムロウ」とふりがなが付されているので、正式名は「ひでさぶろう」ではなく、「ひでさむろう」なのかもしれません。

農学資料館に展示される上野英三郎博士胸像は、「長崎平和祈念像」で有名な北村西望の作です。

また全国7ヶ所に合計3万2000haという広大な東大演習林(東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林)の紹介などもあって(その一部は公開されています)、東大らしい資料館になっています。

東大農学部のキャンパス内にある施設のため、守衛に声をかけて入場を(試験期間などで入場できないこともあります)。

東京大学農学資料館
名称 東京大学農学資料館/とうきょうだいがくのうがくしりょうかん
所在地 東京都文京区本郷7-3-1
関連HP 東京大学公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ東大前駅、東京メトロ・都営地下鉄本郷三丁目駅から徒歩10分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 東京大学 TEL:03-3812-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

東大・安田講堂

東京都文京区本郷7丁目、東京大学本郷キャンパスの正門から銀杏並木を歩いた先にあるのが、安田講堂。正式名は東京大学大講堂ですが、安田財閥の創始者・安田善次郎の匿名を条件での寄付で建築されたため安田講堂の名で知られています。大正14年7月6日竣

東大・銀杏並木

東京都文京区本郷7丁目、東京大学本郷キャンパスの正門から安田講堂に続くのが、銀杏並木(イチョウ並木)。東京大学シンボルマーク(「東大マーク」)も銀杏で、銀杏がシンボル的な存在に。正門の守衛に声をかければ、銀杏並木の見学も可能(試験期間などで

東京大学赤門(旧加賀屋敷御守殿門)

加賀藩13代藩主・前田斉泰(まえだなりやす)が、1827(文政10)年、11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)の娘・溶姫(やすひめ・ようひめ)を正室に迎えた際に建立された御守殿門。現在は、本郷通りに面した東京大学の本郷キャンパスの門として

三四郎池(東京大学)

東京都文京区本郷、東京大学本郷キャンパスにあるのが夏目漱石の長編小説『三四郎』のモチーフとなった三四郎池。東大本郷キャンパスは、江戸時代には加賀藩上屋敷だった地で、三四郎池もかつての大名庭園「育徳園」の一部。正式名は育徳園心字池ですが、漱石

上野英三郎博士とハチ公像

東京都文京区弥生1丁目、東京大学の本郷キャンパス(安田講堂、三四郎池)の北にある農学部キャンパス(弥生キャンパス)、正門を入った左にあるのが、上野英三郎博士とハチ公像。ハチ公没後80年の平成27年3月8日に、上野博士が通った東大農学部(当時

 

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