【徹底比較】首都圏の私鉄有料特急、乗り比べ

【徹底比較】首都圏の私鉄有料特急、乗り比べ

東武特急の「スペーシア X」を筆頭に、首都圏では鉄道旅行に最適の特急が運転されています。京王と京急は通勤にも使っている車両を土休日に座席指定特急で運転。その他は専用車両で運転され、いずれも全車指定席。乗車時間は短くても、旅がグンと盛り上がる各私鉄を代表する特急を紹介。

東武鉄道|特急スペーシア X

特急名:スペーシアX
運転区間:浅草駅〜東武日光駅、浅草駅〜鬼怒川駅
座席:通常の座席・スタンダードシートのほか、コックピットスイート(プライベートジェットをイメージした私鉄特急最大のスペースで7名まで利用可能)、コンパートメント、ボックスシート、プレミアムシート、コックピットラウンジ(4人掛け、2人掛け、1人掛けのソファー)の6タイプ用意
カフェの利用はコックピットラウンジ優先
特急料金:浅草駅〜東武日光駅・鬼怒川駅で、スタンダードシート1940円、プレミアムシート2520円、特別座席料金としてボックスシートは(2名定員)+400円、コンパートメント(4名定員)+6040円、コックピットスイート(7名定員)1万2180円
特急券予約購入方法:乗車1ヶ月前の9:00から発売
東武鉄道「特急券インターネット購入・予約サービス」、「特急チケットレスサービス」(会員登録必要)、東武鉄道の駅窓口もしくは券売機(押上、みなみ寄居、寄居、無人駅を除く)、おもな旅行会社、東武線各駅の券売機または窓口などで購入可能
備考:スタンダードシートを除いて、発売開始と同時に売り切れる人気の特急券です(購入できなかった場合は、通常の有料特急を利用することに)
グッドデザイン賞受賞、「TOBU FREE Wi-Fi」対応

西武鉄道(池袋線・西武秩父線)|特急ラビュー

特急名:特急ラビュー
運転区間:池袋駅〜飯能駅・西武秩父駅
座席:いままでの特急にはない身体をやさしくつつみ込むソファーのようなデザイン
8号車12A/12Bは展望席的な存在で、鉄道ファンに人気があります
大型トイレ設置の1号車は広々としていておすすめです
特急料金:池袋駅〜飯能駅600円、池袋駅〜西武秩父駅900円
特急券予約購入方法:乗車日の1ヶ月前の7:00から発売
チケットレスサービス「Smooz」、おもな旅行会社、西武線各駅の窓口・特急券券売機などで購入可能
備考:西武鉄道として50年ぶり2度目のブルーリボン賞を受賞、「SEIBU FREE Wi-Fi」利用可能

京王電鉄|Mt.TAKAO号

特急名:特急Mt.TAKAO号
運転区間:新宿駅〜高尾山口駅(土・日曜、祝日に運転)
座席:座席はクロスシート、ただし車端部は3人掛けロングシート
(座席指定列車として使用される際はクロスシート、それ以外のときはロングシートとなるよう転換できるデュアルシートを備えた通勤形電車の5000系(2代)を利用)
特急料金:410円
特急券予約購入方法:「京王チケットレスサービス」で7日前7:00〜(京王パスポートカード・クレジット機能付利用の場合は7日前6:00〜)、京王線各駅の券売機(当日のみ販売、座席を選ぶことはできません)
備考:乗車券として「高尾山きっぷ」の利用も可能
FREE Wi-Fi、全座席にACコンセント完備
車両の特性で(座席指定ながら通勤特急である京王ライナーとの共用)、5列目、8列目、11列目の席が外を眺めるのに適しているので、乗車日が決まったら、5列目、8列目、11列目の確保を

Mt.TAKAO号

小田急電鉄|ロマンスカーGSE (70000形)

特急名:特急はこね、特急さがみ、特急えのしま
運転区間:新宿駅〜小田原駅・箱根湯本駅、新宿駅〜片瀬江ノ島駅
座席:ロマンスカー最大の座面幅となるシートで、各座席の肘掛部にはコンセントを設置、各シートの肘掛けにテーブルが収納されています
特急料金:新宿駅〜小田原駅1000円、新宿駅〜箱根湯本駅1200円、新宿駅〜片瀬江ノ島駅750円
特急券予約購入方法:乗車日の1ヶ月前10:00から発売
e-Romancecar」、小田急線各駅の窓口、小田急旅行センター、近畿日本ツーリスト・日本旅行などで予約購入ができます
備考:「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」というコンセプトのもと開発された車両で、展望席は、前面窓に大型の1枚ガラスを使用
GSEの車内限定コンテンツとして「Romancecar Link」を搭載し、現在地マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画などを楽しむことができます
展望席は、座席数限定なので早めの予約をおすすめします(土休日朝の下りなどは発売と同時に売り切れます)
グッドデザイン賞受賞

ロマンスカーGSE

京浜急行電鉄|快特(ウィング・シート)

特急名:快特(土・日曜、祝日に運転の一部の快特のみ)
運転区間:泉岳寺駅・品川駅〜三崎口駅
座席:2100系の転換クロスシートで、座席ヘッドカバーは、ウィングカラーの緑色
座席指定料金(Wing Ticket):全区間一律300円
座席指定券予約購入方法:乗車日の8日前4:30から発売、ただし1列車2号車(三崎口寄りの2両目)の54席のみ
座席指定券購入の専用サイト「KQuick」、駅の窓口で発売
備考:空席がある場合のみ乗車駅で車内発売、車内に添乗する「ウィング・アテンダント」が乗車時に確認するシステム
「みさきまぐろきっぷ」、「よこすか満喫きっぷ」などでも利用可能

京急快特

京成電鉄|京成スカイライナー

特急名:京成スカイライナー
運転区間:京成上野駅〜成田空港駅・空港第2ビル駅
座席:人間工学に基づいたシート形状とシートピッチ1050mm、座席幅470mmのゆったりとしたスペース、全席の脚台にACコンセントを設置
特急料金(ライナー券):京成上野駅・日暮里駅〜成田空港駅・空港第2ビル駅はライナー券1300円
特急券予約方法:「スカイライナーインターネット予約サービス
備考:在来線最速の時速160㎞で成田空港を結ぶ特急で(日暮里駅〜空港第2ビル駅は最短36分)、20分間隔で運転
車内デザインは「凛」がコンセプトで山本寛斎のデザイン
グッドデザイン賞、ブルーリボン賞受賞

料金は2023年12月現在のものです
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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