東京の夜景スポットのうち、意外に見逃しがちなのが、東京駅。乗り換えることは多くても外に出ることが少ないのが最大の理由ですが、ライトアップされたレンガ造りの東京駅丸ノ内本屋(とうきょうえきまるのうちほんや)の眺めは実に見事で、ヨーロッパの中央ステーションような不思議な雰囲気を醸し出しています。
レンガの色合いと、シンメトリーな建物が絶景夜景を生む
国の重要文化財に指定される東京駅丸ノ内本屋は、辰野金吾の手によって大正3年、開業。
夜景の美しさは奥深いレンガの色合いと、シンメトリー(左右対称)の構造が生み出す奇跡ともいえます。
スマホなどで撮影する場合にも、まずはシンメトリーを強く意識し、なるべく駅舎中央のセンターラインで撮るように心がけましょう。
真っ暗になるよりも、日没直後くらいの空に青みが残る時間帯から陣取るのがおすすめです。
往時は行幸通り沿いに三菱一号館など、レンガ造りの建物が並んでいましたが、今では近代的なオフィス街に変身しています。
平日のほうがオフィスの窓が明るく、夜景鑑賞には最適。
東京駅丸ノ内本屋の正面に広がるのは、行幸通りに通じる「丸の内駅前広場」で6500平方メートルという広大なスペースながら、夜間は行き交う人もまばら。
11月中旬〜2月中旬には行幸通りに直行する丸の内仲通りなどで恒例の『丸の内イルミネーション』が行なわれますが、イルミネーションを楽しみたい場合にはこの期間が狙い目ですし、逆に、人出が嫌いな人は、このイルミネーション期間を外すのがおすすめです。
カップルならレンガ造りの東京駅丸ノ内本屋に入っている「東京ステーションホテル」(JR東日本ホテルズの経営)の「ロビーラウンジ」(平日は比較的に早く閉まります)の喫茶、バー&カフェ「カメリア」でのディナー、さらには宿泊などと組み合わせるのもおすすめです。
東京夜景(1)東京駅・丸の内駅前広場 | |
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