飛鳥山公園 児童エリア(都電6080・D51 853)

明治6年、太政官布達によって、上野公園、芝公園、浅草公園、深川公園とともに日本最初の公園に指定されたのがJR・東京メトロ王子駅に隣接する飛鳥山公園。桜、ツツジ、アジサイなどが植栽されていますが、実はファミリーに大人気なのが児童遊園の「こどもらんど」。城の滑り台の横には、D51、都電が静態保存されています。

都電6080

都電6080
D51 853

昭和53年4月まで飛鳥山公園の脇を走る都電荒川線を走っていた車輌。戦後初めての新造車輌である6000形シリーズ(昭和22年〜昭和27年に290両が製造)の1台。昭和24年の製造で、青山車庫、大久保車庫、そして駒込車庫に配備された後、昭和46年3月に荒川車庫に配属となり、現役引退まで活躍しました。都電のワンマン化を機に引退となり、北区が引き取って飛鳥山児童エリアに静態保存しています。

荒川車庫で保存されている6086号と同じく方向幕が大型のタイプに改造されているのが特長で、内部の見学も可能です。
ヘッドランプとテールランプ、正面窓のガラスがアクリル板に変更されています。

飛鳥山周辺で都電の保存車両はココ!
東京都交通局6000形電車は神明町都電車庫跡公園(6063/文京区)、荒川電車営業所(6086/荒川区)、あらかわ遊園(6152/荒川区)などに保存されています。

D51 853

昭和18年8月31日に国鉄鷹取工機部で生産されたD51の15両(D51 836〜842、853〜860)のうちの1両。吹田機関区に配属後、戦後間もない昭和21年1月1日に梅小路機関区、同年5月8日に姫路機関区、昭和23年9月11日に長門機関区、そして昭和42年6月24日に酒田機関区に配属となり、昭和47年6月14日に廃車となりました。同年、9月に当時の東京北鉄道管理局長と東京都北区長との間で無償貸与契約が締結され、飛鳥山公園に静態保存されています。総走行距離は、なんと1942万4713kmで、月を25往復するくらい活躍しています。

ボイラー上に、戦時型の特徴であるカマボコドームがのっているのが特長。

東京都内でD51の静態保存はココ!
デコイチ(D51)は、全国各地に180両近くが静態保存され、東京では国立科学博物館(D51 231/台東区)、杉並児童交通公園(D51 254/杉並区)、世田谷公園(D51 272/世田谷公園)、府中市交通公園(D51 296)、東調布公園(D51 428/大田区)、昭和公園(D51 451/昭島市)、青梅鉄道公園(D51 452/青梅市)、上千葉砂原公園(D51 502/葛飾区)、城北交通公園(D51 513/板橋区)、東村山市運動公園(D51 684)、町田市すみれ教室(D51 862)と11両。
飛鳥山公園 児童エリア
名称 飛鳥山公園 児童エリア/あすかやまこうえん じどうえりあ
所在地 東京都北区王子1-1
関連HP 東京都北区公式ホームページ
電車・バスで JR・東京メトロ南北線王子駅から徒歩2分
ドライブで 首都高速王子北ランプから約1.6km
駐車場 21台/有料
問い合わせ 北区道路公園課 TEL:03-3908-9275
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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