首都圏の鉄道「遅延発生率」ランキング TOP20

時間に正確とされる日本の鉄道で、定時運行率は世界トップクラスといわれてきましたが、首都圏の多くの路線では、遅延、ダイヤの乱れが日常化しています。国土交通省が発表した平成30年度の「東京圏の鉄道路線の遅延『見える化』」(令和2年修正版)で、路線別の遅延発生率をランキングしてみました。

TOPの千代田線は平日の遅延率は、なんと96%

1分以上の遅延だけであればJR東日本の定時運転は、新幹線で95%、在来線で90%近くといわれていますが、首都圏は少し例外。
混雑率が150%を超え、駆け込み乗車が状態化するような通勤時間帯には、慢性的に遅延が発生しています。

国土交通省では、鉄道各社が遅延時に発行する遅延証明書の配布状況などを集約、遅延の見える化を図っています。
国土交通省が発表した「東京圏(対象路線 45 路線の路線別)における1ヶ月(平日20日間)当たりの遅延証明 書発行日数状況(平成30年度)」(令和2年修正版)から、遅延の発生率の高い順にランキングしてみました。

JR東日本は7:00~11:00(おおむね5分以上の遅延で発行)、そのほかは東武、京成、京王、小田急、東急、東急、相鉄、東京メトロ、都営地下鉄が初電〜10:00で5分以上の遅延で発行、西武のみ初電〜9:00で5分以上の遅延で発行となっています。

首都圏の鉄道「遅延発生率」 TOP20

順位路線名会社名発行
日数
営業キロ
(km)
列車本数
(本/時間)
1位千代田線東京メトロ19.224.029
2位中央・総武線各駅停車
(三鷹~千葉)
JR東日本19.070.526
中央快速線・中央本線
(東京~甲府)
134.130
4位小田急線小田急18.8120.529
5位埼京線・川越線
(大崎~新宿~武蔵高萩)
JR東日本18.363.919
6位横須賀線・総武快速線
(大船~東京~稲毛)
18.185.319
7位東西線東京メトロ18.030.827
8位京浜東北線・根岸線
(大宮~大船)
JR東日本17.781.226
東海道線
(東京~湯河原)
17.799.119
10位宇都宮線・高崎線
(上野~那須塩原・神保原)
17.2214.114
11位山手線(全線)16.734.523
12位半蔵門線東京メトロ15.716.827
13位常磐線各駅停車
(綾瀬~取手)
JR東日本15.429.724
南北線東京メトロ21.318
15位丸ノ内線15.227.431
有楽町線28.324
17位東横線東急14.624.224
18位副都心線東京メトロ14.120.218
19位京成本線
(支線含む)
京成13.8108.424
20位日比谷線東京メトロ13.620.327
首都圏の鉄道「遅延発生率」ランキング TOP20
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