谷に張ったワイヤーロープで吊り下げられた籠(屋形)に乗り、利用者は別に用意された引き綱をたぐり寄せて進むのが人力ロープウェイ「野猿」。日本国内では徳島県三好市東祖谷菅生の奥祖谷二重かずら橋横と、奈良県十津川村(2ヶ所)の合計3ヶ所のみという珍しい乗り物。
猿が木のつるを伝って行く様子に似ていることが名の由来
奥祖谷二重かずら橋に隣接するため、入場料(渡橋料)が必要ですが、奥祖谷二重かずら橋にチャレンジするなら、人力ロープウェイ「野猿」にもぜひ乗りましょう。
猿が木のつるを伝って行く様子に似ていることが「野猿」という名の由来です。
日本各地の山中には「野猿」、畚(もっこ=縄、竹、蔓などを網状に編んだ運搬用具)を利用した「もっこの渡し」。
つまりは籠渡し(かごわたし)です。
籠渡し(かごわたし)とは!?
歌川広重の『六十余州名所図会 飛騨籠わたし』でも知られるように飛騨の白川、越中の黒部川、庄川など北アルプスの山中では、明治時代まで、さらに蓮華温泉(新潟県糸魚川市)近くの登山道(瀬戸川の渡し)では戦後までこの籠渡しが利用されていました。
『六十余州名所図会 飛騨籠わたし』に描かれたのは、飛騨街道、飛越国境で、現在の飛騨市神岡町谷と富山市蟹寺の間です。
北海道・豊平峡の「つりかごの渡し」、只見川上流の「籠渡し」などがありました。
南アルプス・聖岳の「西沢渡の籠渡し」はこの立派になった現代版。
『六十余州名所図会 飛騨籠わたし』に描かれたのは、飛騨街道、飛越国境で、現在の飛騨市神岡町谷と富山市蟹寺の間です。
北海道・豊平峡の「つりかごの渡し」、只見川上流の「籠渡し」などがありました。
南アルプス・聖岳の「西沢渡の籠渡し」はこの立派になった現代版。
人力ロープウェイ「野猿」 | |
名称 | 人力ロープウェイ「野猿」/じんりきろーぷうぇい「やえん」 |
所在地 | 徳島県三好市東祖谷菅生620 |
関連HP | 三好市公式観光サイト |
電車・バスで | JR大歩危駅から四国交通バス久保行きで久保下車、市営バス剣山行きに乗換え、かずら橋下車すぐ |
ドライブで | 徳島自動車道井川池田ICから約59km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 三好市観光案内所 TEL:0883-76-0877/FAX:0883-76-0876 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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